VAIOオーナーメードモデルの『VGN-G1ABNS』では、CPUやメモリ容量はもちろん、光学ドライブ、無線LAN、Bluetooth、FeliCaポート、指紋センサーなどの搭載/非搭載を自由にカスタマイズできることも魅力だ。Windows Vistaを快適に利用するには、1Gバイトのメモリが欲しいところだ。他社のVista搭載モバイルノートPCでは、オンボード512Mバイト+SO-DIMM 512Mバイトという構成で1Gバイトのメモリを実装している製品が多いが、その場合、SO-DIMMスロットが出荷時に埋まってしまっているため、メモリを増設するには、512MバイトのSO-DIMMを取り外して、代わりに1Gバイト以上のSO-DIMMを装着する必要がある。しかし、『VGN-G1ABNS』では、オンボード1Gバイトという構成を選択できるため(オンボード512Mバイト+SO-DIMM 512Mバイトという構成も選べる)、後からメモリを増設する際にも、メモリが無駄になることはない。
キーボードの配列も標準的で、キーピッチも均等なので使いやすい。打鍵音も抑えるように設計されているため、静かな場所でも気兼ねなく使える。インターフェースとしては、USB 2.0×2やIEEE1394、外部ディスプレイなどを搭載。PCカードスロットとSDメモリーカードスロット、メモリースティックスロットも装備しており、デジタルカメラで撮影した画像などのやりとりに便利だ。また、キーボード左奥には、ワイヤレスON/OFFスイッチが用意されており、無線LANやBluetoothの有効/無効のオンオフが可能だ。
VAIO 「type G」は、携帯性、堅牢性、バッテリー駆動時間という、モバイルノートPCの重要スペックをトップレベルで満たした製品であり、完成度は非常に高い。今回、新たに追加されたフラッシュメモリ搭載モデルは、HDD搭載モデルに比べて、より軽く、より堅牢になっている。さらに、起動速度も短縮され、バッテリー駆動時間も延びたことで、モバイルノートPCとしての完成度はさらに向上している。容量が32Gバイトに限られることが唯一の弱点だが、必要最小限のアプリケーションとデータを入れることにすれば、十分実用的な容量である。特に、携帯性や堅牢性、バッテリー駆動時間をとことん追求するパワーユーザーにお勧めしたい。
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