受信感度について、JR総武線の三鷹から新宿の区間で測定を行ってみた。この区間での一般的なワンセグ放送の受信感度は、都心に近づくにつれ電波が強くなり、新宿でピークに達するという状況だが、本製品の場合は当初の受信状況があまり芳しくなく、23区内に入った中野あたりでようやく受信できるようになった。
同一区間での測定結果から判断する限り、受信感度はバッファローの「ちょいテレ」やロジテック「LDT-1S200U」(近日公開予定)よりやや高め、グリーンハウスの「w-one」(近日公開予定)よりやや弱めという結果になる。ケータイのワンセグ機能に及ばないのは致し方ないとしても、USB接続ワンセグチューナーとしては後発に当たるだけに、もう少し頑張って欲しいところ。5段階評価で言うと「3」あたりだろうか。
ちなみに、これはUSB接続のワンセグチューナー全般に言えることだが、PC本体のUSBポートに直結するよりも、USB延長ケーブルなどを使ってPC本体と距離を離したほうが受信感度はよくなる場合が多いようだ。本製品の場合、付属のクリップを使ってノートPCの上蓋部などに取り付けることが可能であり、そうした工夫は評価できる。
なお本製品では、チャンネル設定で3つのエリアをプリセットできるので、自宅・外出先など複数のエリアを登録しておくことで、移動した先でもいちいちチャンネルをスキャンすることなくワンセグ放送を視聴できる。このあたりはなかなか芸が細かい印象だ。ただ、チャンネルのスキャン中に進捗状況がわかりづらいなど、細かな部分ではまだまだ作りこみの余地があると感じた。
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