データ放送にも対応したUSB接続ワンセグチューナー--アイ・オー・データ「SEG CLIP」 - (page 3)

アイ・オー・データ機器
GV-1SG/USB
内容:アイ・オーの「SEG CLIP」は、キャップレスの筐体を採用したUSB接続ワンセグチューナーだ。EPGやiEPGなど録画関連の機能を備えるほか、データ放送にも対応していることが大きな特徴だ。また、いち早くWindows Vistaにも対応している。

受信感度は「並」。チャンネル設定は3つまでプリセット可能

 受信感度について、JR総武線の三鷹から新宿の区間で測定を行ってみた。この区間での一般的なワンセグ放送の受信感度は、都心に近づくにつれ電波が強くなり、新宿でピークに達するという状況だが、本製品の場合は当初の受信状況があまり芳しくなく、23区内に入った中野あたりでようやく受信できるようになった。

  • データ放送やEPGの画面をすべて閉じ、視聴ウィンドウのみにした状態

 同一区間での測定結果から判断する限り、受信感度はバッファローの「ちょいテレ」やロジテック「LDT-1S200U」(近日公開予定)よりやや高め、グリーンハウスの「w-one」(近日公開予定)よりやや弱めという結果になる。ケータイのワンセグ機能に及ばないのは致し方ないとしても、USB接続ワンセグチューナーとしては後発に当たるだけに、もう少し頑張って欲しいところ。5段階評価で言うと「3」あたりだろうか。

 ちなみに、これはUSB接続のワンセグチューナー全般に言えることだが、PC本体のUSBポートに直結するよりも、USB延長ケーブルなどを使ってPC本体と距離を離したほうが受信感度はよくなる場合が多いようだ。本製品の場合、付属のクリップを使ってノートPCの上蓋部などに取り付けることが可能であり、そうした工夫は評価できる。

 なお本製品では、チャンネル設定で3つのエリアをプリセットできるので、自宅・外出先など複数のエリアを登録しておくことで、移動した先でもいちいちチャンネルをスキャンすることなくワンセグ放送を視聴できる。このあたりはなかなか芸が細かい印象だ。ただ、チャンネルのスキャン中に進捗状況がわかりづらいなど、細かな部分ではまだまだ作りこみの余地があると感じた。

  • チャンネル設定は3カ所までプリセットすることが可能

  • ボタン類は全般的にかなり小さく、他社の視聴ソフトに比べて精細なマウス操作を必要とする

  • 録画予約の画面。EPGはもちろんiEPGでも録画予約が可能だ

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