プリンタを買い換えて、ワンランク上のデジタルライフ--マルチフォトカラリオ「PM-A970」 - (page 2)

エプソン
内容:大型液晶テレビやHDD/DVDレコーダーの普及、地上デジタル放送の開始など、ここ数年はAV機器の進化はめざましいものがある。そして、日々使っているパソコンや周辺機器をめぐる変化も着々と進み、今までと同じものを「使えるから」といって使い続けていると、いつのまにか大幅な変化に取り残されていた、ということもおこりがちだ。今回レビューする「PM-A970」は、そんな変化を加速させる、“複合機”のイメージを進化させた1台だ。

プリンタまかせで自動色補正「オートフォトファイン! EX」

 「PM-A970」に搭載されている画像処理機能は、エプソン独自の画像処理技術「オートフォトファイン! EX」だ。

 これは、プリンタが画像データから人物の顔を自動判別し、たとえ逆光のように、変な色になってしまった写真でも、人物の肌の色がキレイになるよう、明るさや色合いを自動で補正してプリントする機能だ。蛍光灯の下でおこりがちな青みがかった色かぶりや、白熱灯の下でのオレンジの色かぶりも自動色補正してプリントする。

いままで、写真の色補正は、パソコンで専用のアプリケーションを使ってやらなければならず、作業が慣れた人でも、肌の色の調整は非常に難しいといわれている。それをプリンタが自動でやってくれるというのは驚きだ。しかも、プリンタが自動で被写体を判別するので、設定も不要。まったくなんの手間も面倒もかからない。

 私が個人的に普段使用している、PX-G900 でパソコンからプリントしたものと、PM-A970 で「オートフォトファイン! EX」でメモリカードからプリントしたものを並べて比較してみよう。朝焼けで逆光になってしまったものを、PM-A970 が自動的に被写体を判別し、顔が明るくプリントできるよう色補正されている。「オートフォトファイン! EX」は人の顔を自動判別するだけではなく、顔の面積から補正の度合いを調整するので、2 枚を比べると顔の大きさによって背景の色合いもちょうどいいバランスになるよう調整されていることがわかる。「オートフォトファイン!EX」は、デフォルトで「ON」になっているので、被写体にあわせての設定は不要。誰でも、手間なくキレイな写真をプリントできる機能なのだ。

  • 玩具の陰で暗くなってしまった顔を判断して自動的に色補正されている。子どもの肌の色が明るくなり、より自然で健康的に見える

  • 背景の朝焼けにあってしまった色合いを、顔の明るさに合わせて全体が補正されている。子どもの表情までしっかり見えるようになった

(写真のプリント環境)上:パソコンから「EPSON Easy Photo Print」を使ってPX-G900 でプリント、下:PM-A970 で記録メディアから「オートフォトファイン! EX」に設定してプリント(どちらもL 判、写真用紙クリスピア<高光沢>)

  • 元画像

  • 「オートフォトファイン! EX」に設定してプリントした。室内のため暗くなってしまった顔を判断し、明るく補正されている

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