LifeCamシリーズのハードウェア的な特長は、カメラにWindows Live Call ボタンを備えていることだ。このボタンを押すことで、カメラを使った映像通話などを開始できる。
具体的には、ボタンを押すとLive Messenger上の中から、さらに選択した相手先のリストが表示され、そこから選んですぐに映像通話を開始できる。いちいちLive Messengerのウィンドウを開いて、そこから選択してという手順をパスできるというわけだ。また、大勢のメンバーをLive Messengerに登録している場合にも、映像通話をしてもよい相手だけを選んでおくことができるので選別もスムースだ。
マイクも内蔵しており、これだけで音声も映像もやりとりできることも特徴のひとつだ。マイクの感度もよく、画面上に取り付けても話し手の声は十分に拾っている。
また、「LifeCam ダッシュボード」ではカメラの画像に効果を与えることができる。撮影した映像にさまざまな絵を上乗せするもので、海岸の浜辺から、画面上に虫や落ち葉を重ねたり、自分の顔に合わせて吹き出しやサングラスを重ねるということも可能だ。
さらに、カメラの種類により、3倍デジタルズーム、トリミングによるパン&チルト、画像解析によってトリミングで顔を追いかけるフェイス トラッキングなどもダッシュボードから操作可能だ。なお、フェイス トラッキング機能を利用するには、特に事前登録は必要ない。自動的に人の顔を判断してくれるしくみだ。
また、便利なのはLive Messengerなどの用途だけでなく、静止画や動画のカメラとしても使えることだ。この場合は、Microsoft LifeCamというドライバと一緒にインストールされたソフトを利用する。
このソフトを起動すると、まず、カメラが検索され、カメラの画像が表示される。画像の上にある3つのアイコンは、アイコンのマークから想像できるように、静止画、音声、動画の動作ができる。たとえばカメラの絵をクリックすると静止画が撮影される。
撮影された画像は、右下のフォルダアイコンをクリックすると、画像などが保存されるフォルダのウィンドウが開き、保存された画像を見ることができる。動画の同様にここに保存される。
動画撮影で便利なのは、撮った映像は最初からWindows Media Video形式で出力されること。誰でもプラグインなどを入れることなく見られる形式なので、人に渡す場合にも便利だ。
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