導入手順については、一般的なテレビチューナー・キャプチャ製品と大差ない。ドライバとユーティリティーのインストール後に本体をパソコンのUSBポートに装着し、付属のテレビ視聴・録画・再生ソフト「PCastTV for ワンセグ」を起動するだけで、ワンセグ放送を視聴できる。視聴地域を選ぶ以外にこれといった設定は必要なく、3〜5分あれば導入が完了する。
付属の吸盤を使い、アンテナを窓ガラス面に貼り付けた状態。電波状態に応じてさまざまな位置に固定できるのは便利だ
「PCastTV for ワンセグ」のメイン画面。右側のサブウィンドウにEPGから取得した番組情報が表示され、クリックするとチャンネルが切り替わる。予約録画などの設定もこのサブウィンドウから行う
セットアップウィザードが用意されているので、数分程度で導入は完了する
起動するとメイン画面の隣にサブウィンドウが開き、EPG形式で取得した番組情報が表示される。チャンネルの変更は、それぞれの番組名をクリックするか、順送り・逆送りボタンで行なう。また、マウスのホイールでもチャンネル・音量を変更できるなど、シンプルな画面構成ながら利便性は高い。
本製品でのワンセグ視聴にあたってインターネット回線は利用しないが、iEPGで番組情報を取得する場合は、インターネットに接続されている必要がある。もっとも、EPGだけで直近の番組情報は入手できるので、ネットにつながっていないと現在の番組の内容が分からないといった事態にはならない。
セットアップ中に唯一手動で選択するのが、この地域選択画面。とはいえ、居住地域を反転させてOKをクリックするだけ
ユーティリティがタスクトレイに常駐するので、「PCastTVを起動する」を選択してワンセグ視聴画面を起動する
「PCastTV」の起動画面。同社製品でおなじみのユーティリティのワンセグバージョンだ
本製品は録画機能を備えていることも大きなポイントだ。忙しい時など、番組をワンクリックで残し、あとで視聴できる。ただ、本製品で録画した番組はコピーやムーブに対応しておらず、さらに本製品をUSBポートに挿した状態でないと観ることができない。ライブラリ保存用ではなくタイムシフト的なニュアンスが強い機能だと言えそうだ。
なお、録画機能については、携帯電話からの予約録画が可能なraserMailにも対応しているので、本製品をデスクトップパソコンで利用する場合には遠隔地からの録画予約も可能である。
数少ない設定項目のひとつ、静止画キャプチャを行う際の画像フォーマットの選択画面。BMPもしくはJPEGから選択できる
インターネットに接続している場合はiEPGで番組情報が取得できる。これはどのiEPGサイトを使うかの設定画面
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