VAIOシリーズの中でも、高度な映像編集を可能としたデスクトップモデル「type R」。この秋のニューモデルが、さらに飛躍的な進化をした「VAIO type R master」だ。CPUにIntel Core 2 Duo プロセッサ、メモリは1GB(最大3GB)を搭載して、ハイビジョン映像を扱うのに十分なハイパフォーマンスを誇る。
本体が2つあるように見えるが、その通り2つなのだ。映像編集においては、とかくHDDの増設や増設ボードの搭載などで本体サイズがある程度ないと難しい。しかし、すべての条件を満たすために本体が巨大になってしまうのも困りもの。そこで、本体の高さや奥行きを抑えるため、光学ドライブやメモリカードリーダーなど頻繁にアクセスするデバイスを本体から独立させた「ツインユニット・コンセプト」を採用し、本体の高さや奥行きを抑えているのだ。
マシンを購入する際、拡張性を確保するためにコンパクトさを犠牲にするか、あるいはその逆か非常に悩むところだ。とくに映像を扱うとなると、拡張性は外すことができない。実際、筆者のビデオ編集マシンも巨大で重い。さらにファンの音やHDDのカリカリ音で映像編集をしていると音声ノイズが聞き取りにくい。本体を離れたところや別の部屋に置きたいと思うのだが、光学ドライブやケーブル長など使い勝手が悪くなるので泣く泣くデスクの脇に置いている始末。必要な部分だけ、近くにあればいいのに……という切実な願いを実現してしまったのが、このツインユニット・コンセプトなのだ。なんとうれしい。
光学ドライブやメモリカードリーダーを装備した「アクセスユニット」と、HDDをはじめパソコン本体である「メインユニット」の2つで構成され、各種信号と電源供給をまかなう1.8メートルの専用ケーブルで接続される。つまり、2つのユニットを最大で1.8メートルも離して配置することができるのだ。それぞれ縦置き、横置きができ、レイアウトの自由度はかなり高い。
アクセスユニットには2つの5インチベイがあり、Blu-rayディスクドライブ(VGC-RM70DPL4)か2層記録対応DVDスーパーマルチドライブ(VGC-RM50L9/RM50)の光学ドライブが搭載されている。もう一つのベイにはリムーバブルタイプのHDDなども搭載可能だ。容量的にはメインユニットのHDDベイでも事足りてしまうが、手元でHDDを入れ替えできる利便性は高い。
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