携帯性抜群の手書き入力デバイス「Nokia Digital Pen SU-1B」 - (page 2)

ノキア
SU-1B
内容:ノキアの『Nokia Digital Pen SU-1B』は、手書きで書いた文字や絵がBluetoothやクレードルを通してパソコンや携帯電話に転送ができるというものだ。ただ、実際にどのように使い、どのような形で転送されるのかは理解にしにくいだろう。そこで、どんな仕組みでどのようにイメージが転送されるのかを見てみた。

Bluetoothで携帯電話に転送できる

 SU-1Bにいくら書いたものを記憶させても、それを取り出してみないことにはペンの意味をなさない。最も手軽なのが対応携帯電話にBluetoothで転送することだ。

 転送の方法はそれほど難しくない。最初にやっておかなければならないのは、携帯電話とBluetoothのペアリングだ。ペンのコードは購入時に同梱されたシートに書いてあり、携帯電話からBluetooth機器の検索を行ってSU-1Bが見つかったらコードを入力するだけでよい。

 あとは専用のペーパーの上に手書きの文字や絵を描き、転送のためのマークにペンをタッチすると携帯電話に転送される。受信形式は受け取る機種によって異なるが、ノキアの携帯電話の場合はメッセージとなって届く。届いた添付ファイルを必要に応じて保存したり、電子メールなどで他へ送信することも可能だ。

 送信した後に忘れてはならないのが、書かれた内容の初期化だ。そのままペンを走らせていけば、重ねてデータが上書きがされるだけなので、書かれた内容がわからなくなってしまう。携帯電話への転送が完了したら、書かれた内容をクリアしておかなければ次のものを書けなくなってしまう。

  • 専用のノートパッドにSU-1Bで線を描く

  • 描かれた曲線と三角形が位置関係もそのままに、携帯電話に転送された

  • 送信には「Send」と書かれた場所にペン先でタッチする必要がある。

  • ペンの色や線の太さは、専用紙のノートパッドに付属するシートにタッチすることで切り替わる

  • さらに、曲線と直線を書き足す

  • 内容をクリアしていないので、追加された曲線と直線が書き加えられている。色と太さを変更している

PCへは接続はUSB接続のクレードルから

  • クレードルとペン本体とは3つの電極によって接続される。充電もこの接点から行なう

 次にPCへの転送だ。PCがBluetoothのワイヤレスインターフェースを持っている場合は携帯電話と同様の方法となるが、ここはUSBで接続するクレードル経由で転送をしてみる。

 利用の前にはPCにドライバーとユーティリティーをインストールする必要がある。その際はクレードルにはペンを差し込んでおき、インストールなどの作業を行なう。ユーティリティーは付属のCD-ROMをPCに挿入して、指示に従えばよい。使える状態になったら、ペンでいろいろ描いたあとでクレードルにペンを差し込むと転送が開始される。転送されて表示された画像をファイル名をつけて保存すれば完了だ。

 これらの保存されたファイルはGIF形式に出力でき、他のソフトで編集したりすることも可能。書いたらクレードルに挿すだけなので、一度インストールしてしまえば携帯電話への転送よりもPC接続のほうが簡単だ。

 また、PC接続ではクレードルにUSBケーブルのほかに充電器も接続するため、挿している間は充電状態となる。満充電で2時間まで使うことができるが、クレードルを使えばいざペンを使おうとした場合に電池切れという恐れも少なくなる。

  • PCへ転送したところ。GIFファイルで保存できるため、単なる手書き入力装置としても使える。

  • クレードルの裏側にはUSBと電源コネクターがある。USBコネクターは一般的なminiBタイプ。電源は一部を除いたノキアの携帯電話充電器と同等品のものを使う

  • 充電はペンの後ろのコネクターに充電器を接続しても可能だ。一般的なノキアの携帯電話充電器でも問題なく充電できるのが便利

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