企画書やメルマガ作成に便利!文章の誤りを見逃さない頼もしい味方――校正支援ツール「Just Right!2」 - (page 2)

ジャストシステム
内容:普段のメール作成や企画書、プレゼンテーション資料の作成時に、「これって正しい敬語かな」などと、文章表現や用字用語などで悩んだことはないだろうか。そんな悩みを解決してくれるのが「Just Right!2」だ。誤字脱字などの基本的な間違いはもちろん、不適切な用語や言い回しなどを自動でチェックし、正しい表現を表示してくれる校正ツールなのだ。

「ユーザ/ユーザー」など、独自ルールに対応

 どこの会社でも、表記についての独自ルールがあるはずだ。例えば、「ユーザ」「ユーザー」と、音引きするかしないか、また「取り込み」「取込」と、送り仮名をつけるかつけないかで、会社または部署によってルールがあるだろう。そのほかにも、「ハードディスクドライブ」と「HDD」、「メガバイト」と「MB」など、カタカナなのか英字なのか……など挙げだしたらきりがない。

 しかしこれらの細かな表記ルールは、Just Right!2の標準辞書に登録されていないため、標準辞書のルールだけでは指摘できない。そこで、独自のルールを「ユーザー辞書」に登録することで対応するのだ。

 まずWindowsのスタート画面から「プログラム」→「Just Right!2ツール」→「校正用辞書ユーティリティ」と進み、「校正用辞書ユーティリティ」画面で新しい辞書を作成し、単語をひとつずつ登録していけばよい。

  • 正しい単語を登録するのではなく、ミスしがちな表記パターンと、その正しい表記を訂正候補として入力する。間違いを指摘する理由も登録可能だ。

  • こちらは登録した単語の一覧表だ。辞書名は「編集部ルール」。

 単語の登録は、ミスしがちな表記パターンと、その正しい表記を訂正候補として入力し、「半角空きで!」「すべて大文字」「送り仮名不要」などと間違いを指摘する理由も登録できる。これなら指摘されても、「あ、大文字にしなければならなかったんだ」「送り仮名は必要なかったっけ」など、ルールを理解しながら作業が行えるようになる。

 複数の種類の辞書が作成できるため、部署や取引先用の辞書を用意しておくといいだろう。ユーザー辞書を切り替える場合は、Just Right!2ツールバーの[校正]-[辞書の設定]から選択する。ここで設定したユーザー辞書は標準で利用できる。

 もちろん、校正ルールにユーザー辞書を取り込むこともできる。その場合は、標準のユーザー辞書がAであっても、「標準」ルールとユーザー辞書Bを組み合わせたBルールで校正した場合は、Bの辞書ベースで校正できる。

  • 校正ルールの辞書項目の設定画面。「標準」ルールとユーザー辞書「編集部」辞書を組み合わせ、「編集部用」ルールを作成した。同様に、「標準」ルールとユーザー辞書「A社用」を組み合わせた「A社用ルール」なども作っておけば便利。

 

 このため、使用する校正ルールはいつも同じで、ユーザー辞書だけ頻繁に変更する場合は、特定の校正ルールと各ユーザー辞書を組み合わせた、複数のルールを作成しておいてもよいかもしれない。そうすれば、校正ルールを切り替えるだけで、辞書の切り替えが楽に行えるのだ。

 なお、ユーザー辞書の作成方法だが、ひとつずつ単語を登録しなくとも、メモ帳など、テキスト形式のファイルを作成できるアプリケーションでタブ区切りの表を作り、それを「単語ファイル」として辞書に登録することも可能だ。

 さらに一太郎(8 Office Edition、9〜13、2004〜2006)やWindows版ATOK(15〜17、2005、2006)にユーザー登録されている単語をJust Right!2に取り込んで、ユーザー辞書を作成することもできる。

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