ソニー、より小さくなった4Kハンディカム--手ブレ補正も強化

 ソニーは1月14日、ビデオカメラ「ハンディカム」シリーズに空間光学手ブレ補正機能を搭載した4Kモデル2機種と、XAVC S形式による50Mbps撮影を実現したHDモデル3機種の新製品の発表した。4Kモデルは2月20日、HDモデルは1月22日に発売する。

空間光学手ブレ補正機能を追加、4Kでもブレずに撮影

 新4Kモデルは、プロジェクタを内蔵した「FDR-AXP35」(想定税別価格:14万5000円前後)とプロジェクタを省いた「FDR-AX30」(同:13万円前後)の2機種になる。従来の光学式手ブレ補正から空間光学手ブレ補正へと、手ブレ補正機能を進化させていることが特徴で、ワイドやズーム撮影時でもブレを抑えた高画質で記録できる。

 現行の4Kモデル「FDR-AX100」に比べ、体積で30(AX30は35)%、重量で20(同25)%の小型軽量化を実現。AXP35は高さ78.5mm×幅75mm×奥行き149.5mmで、重量約625g、AX30は高さ78.5mm×幅71mm×奥行き133.5mmで、重量約585gになる。

 「ロックオンAF」をサポートし、被写体を全体で追尾することでピント合わせを高精度化。XAVC S形式での4K撮影時は100Mbpsまでの記録を可能にすることで、圧縮ノイズの出にくい高画質撮影を実現する。

 両機種ともに撮像素子には1/2.3型のExmor R CMOSセンサを採用。光学10倍ズームのほか、再生時のズーム機能も備え、撮影中はズームなどカメラの操作をせず、再生時に拡大することで見たい部分をズームアップすることが可能だ。本体のみで操作できる静止画切り出しにも対応しているため、4K動画の中から829万画素の静止画として切り出せる。

 本体には64Gバイトメモリも内蔵し、各種撮影は内蔵メモリ、メモリカードのいずれにも記録することが可能。AXP35のみ明るさ50ルーメンの内蔵プロジェクタと電子ビューファインダを備える。

  • 「FDR-AXP35」

  • 「FDR-AX35」

ハイライトムービーメーカーを強化、使う頻度向上へ

 HDモデルはプロジェクタ内蔵タイプの「HDR-PJ670」(想定税別価格:8万5000円前後)とプロジェクタ非内蔵の「HDR-CX670」(同:7万5000円前後)、光学式手ブレ補正のみを備えた「HDR-CX480」(同:6万5000円前後)をそろえる。

 全機種ともに1/5.8型のExmor R CMOSセンサを搭載し、最大920万画素相当の静止画と、AVCHD形式の1920×1080/60pの動画撮影をサポート。XAVC S形式による50Mbpsの動画撮影もできる。

 本体には32Gバイトの内蔵メモリとメモリカードスロットを搭載。PJ670/CX670には動く被写体撮影にも強い、空間光学手ブレ補正を備える。

 サイズはPJ670が高さ66.5mm×幅61.5mm×奥行き121.0mmで、重量約325g、CX670が高さ66.5mm×幅57.5mm×奥行き121.0mmで、重量約305g、CX480が高さ59.5mm×幅57.0mm×奥行き119.0mmで、重量約195gになる。

 4Kモデル、HDモデルともに、撮影した映像をビデオカメラが自動でピックアップし、編集できる「ハイライトムービーメーカー」を装備。作成したハイライトムービーは、MP4形式による1280×720/30pの書き出しに対応し、BGMをつけることも可能。本体にはハイライトボタンを備え、自分で映像を追加することもできる。

  • 「HDR-PJ670」

  • 「HDR-CX670」

  • 「HDR-CX480」

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