ソニー、レンズスタイルカメラが新境地へ--レンズ交換式モデルも

 ソニーは9月10日、レンズスタイルカメラに30倍の高倍率ズームを備えた「Cyber-shot DSC-QX30」(QX30)と、レンズ交換ができる「α ILCE-QX1」(QX1)の2機種を追加したと発表した。いずれも発売は10月10日。想定税別価格はQX30が4万4000円前後、QX1が3万6000円前後(ボディのみ)となる。

 レンズスタイルカメラは、2013年9月に発表された新提案型モデル。円筒形の本体にレンズ、CMOSセンサ、メモリースティック/microSDカードスロット、バッテリを備え、スマートフォンとWi-Fi接続することで、画像を確認し撮影ができる。

 ソニーでは、2013年に1.0型の大型裏面照射型CMOSを搭載した「Cyber-shot DSC-QX100」と光学10倍ズームを備えた「Cyber-shot DSC-QX10」の2モデルを発売。新たに2モデルを加え、ラインアップを強化する。

  • 「Cyber-shot DSC-QX30」

  • 「α ILCE-QX1」

  • 左から「Cyber-shot DSC-QX10」「Cyber-shot DSC-QX100」

光学30倍の高倍率ズーム対応、1920×1080 60pの動画撮影も

 QX30は、光学30倍、超解像ズーム60倍のズーム性能の備えた高倍率ズームモデルだ。有効2040万画素の1/2.3型 Exmor R CMOSセンサを内蔵し、最大2000万画素の静止画撮影と、MP4形式による1920×1080 60pの動画撮影に対応する。

 画像処理エンジンには「BIONZ X」を搭載し、処理能力を従来比3倍まで高速化。高い描写力で質感を表現する「ディテールプロダクション技術」、レンズに最適化したフィルタ処理をすることで高解像感を得る「回折低減処理」、被写体を分割してノイズを低減する「エリア分割ノイズリダクション」などの高画質撮影技術を備える。

 高速連写は最大10枚まで。「ロックオンAF」機能に対応することで、スポーツやペットなど、動きのある被写体でも高い追従性を実現する。ボディサイズは高さ65.1mm×幅68.4mm×奥行き57.6mmで、重量約193g(バッテリとメモリカード含む)になる。

  • 光学30倍ズームを備える

  • 横からみたところ

  • メモリカードスロットや端子類

レンズ交換ができる新スタイル、APS-CサイズのCMOSを搭載

 QX1は、ミラーレス一眼カメラ「α」シリーズなどに採用されているEマウントを採用したレンズ交換式カメラだ。今までレンズスタイルカメラはすべてCyber-shotブランドで展開してきたが、QX1は初のαシリーズモデルとして発売する。

 ボディ単体「ILCE-QX1」のほか、16~50mmのパワーズームレンズが同梱されたパワーズームレンズキット「ILCE-QX1L」(想定税別価格:5万1000円前後)も用意する。

 ミラーレス一眼カメラαシリーズ同様、APS-CサイズのExmor APS HD CMOSセンサを内蔵し、最大2000万画素の静止画撮影と、MP4形式による1920×1080 30pでの動画撮影を実現。静止画はRAW画像とJPEG画像の同時保存も可能だ。

  • 「ILCE-QX1」

  • 上部には電源オン、オフやNFCなどを備える

  • ストロボも内蔵する

  • レンズ交換が可能

  • APS-CサイズのExmor CMOSを採用

  • 三脚穴も装備する

  • 「Cyber-shot DSC-QX10/P」ピンクモデル

 ボディサイズは高さ69.5mm×幅74 .0mm×奥行き52.5mmで、重量約216g(バッテリとメモリカード含む)。コンパクトボディながら、ポップアップ式のフラッシュも内蔵する。

 あわせて、QX10のカラーバリエーションとしてピンクカラーを採用した「Cyber-shot DSC-QX10/P」を追加する。発売は10月10日。想定税別価格は2万4000円前後になる。

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