リコー、「GXR」「GR DIGITAL III」のファームを公開--シーンモードの追加も

 リコーは3月24日、コンパクトデジタルカメラ「GXR」と「GR DIGITAL III」の機能拡張ファームウェアを3月28日にリリースすると発表した。28日以降に、ウェブサイトからダウンロードできる。

 GXRは第3弾となるファームウェアで、新たにシーンモードが追加された。ソフトフォーカス、クロスプロセス、トイカメラ、ミニチュアライズ、ハイコントラスト白黒の全5種類が楽しめるようになる。

 被写体の特定の部分で露出やフォーカスロックができる「AE/AFターゲット」の移動方法に、「追尾ターゲット」機能を追加。カメラが被写体を自動で追尾してターゲット位置を合わせ続け、撮りたい瞬間に合わせて撮影できるようになる。このほかに、AE/AFターゲット移動時のリセットやキャンセル機能、ターゲット移動した位置を中心に拡大再生できる機能を追加した。

 また、カメラユニット「GR LENS A12 28mm/50mm」のみで拡張される機能として、キーカスタム設定にてズームボタンに露出補正、ホワイトバランスを割り当てられるようになった。

 GR DIGITAL IIIは第4弾となるファームウェアで、被写体追尾AF機能を追加。シャッターボタンを半押しして追尾対象を設定すると、カメラが被写体を自動で追尾してピントを合わせ続けるようになる。

 「Fn.」ボタンに「AF/被写体追尾」の切り替え機能が追加されたほか、シーンモード時にISO感度や画質の設定が「ADJ.レバー」から変更可能になった。また、ホワイトバランスを手動設定する際に、エリアを「全域」または「スポット」から選択できるようにしたとしている。

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