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メガネ不要、3Dハイビジョン動画撮影にも対応--3Dデジカメ「FinePix REAL 3D W3」
富士フイルムは8月17日、3Dハイビジョン動画と3Dの静止画撮影ができるデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」を9月4日に発売すると発表した。価格はオープンで、想定価格は4万8000円前後。
FinePix REAL 3D W3は、2009年8月に発売した3Dデジタルカメラ「FinePix REAL 3D W1(W1)」の第2弾となる製品で、W1と同様に2つのレンズと2つのCCDを搭載。被写体を異なる角度から同時に撮影した2枚の像を取り込んで瞬時に3D用に合成する。3D画像と3D映像の撮影が可能だ。
3D映像を撮る、裸眼で観る、みんなで観る、3Dプリントで残す──という「撮る3D」「観る3D」「残す3D」が製品コンセプトだ。信号処理能力を強化した新開発「リアルフォトエンジン3D HD」により、3Dでのハイビジョン動画撮影を可能にしたという。
カメラ本体の液晶画質を向上させ、3.5型ワイド115万ドット「プレミアムクリア3D液晶」を搭載。明るさは従来比約1.5倍、色再現性は従来比で約1.8倍に向上し、撮影した3D映像をその場でよりリアルに楽しめるようにした。HDMI端子を搭載しており、HDMIケーブルを使ってカメラを直接3Dハイビジョンテレビに接続して大画面で3Dの動画や映像を楽しむことも可能だ。ボディを従来よりもコンパクトにし、W1発売当初より1万円以上抑えた価格でスタートする。
3D映画の普及やハイビジョンテレビ、パソコン、モニタ、プロジェクタなどの3D対応が進んでいることを背景に、「3Dへの流れは絶好の機会。新機種を投入し、新市場を作るとともに、身近な3D画像を手軽に楽しむ機械を提供したい」と富士フイルム代表取締役社長の古森重?氏は意気込む。
富士フイルムによれば、各社の3Dテレビと3D PCの普及台数は右肩上がりの傾向にあり、2010年は400万台、2013年には6000万台以上になると予測する。3Dデジタルカメラにおいては、そのうちの10%となる600万台程度の需要があると見込む。
FinePix REAL 3D W3の全世界における販売台数目標は40万台で、3Dプリントも含めて100億円ぐらいのビジネス規模になるという。昨年の実績台数は公表していないとしているが、ワールドワイドで10万台の目標に対し、「それよりは少しショートした」という。
取締役 常務執行役員 電子映像事業部長の樋口武氏は、「今回は自信作。今のトレンドに合っている」として、市場規模の拡大によってさらなる普及の可能性があると期待を示した。
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