E-3にはE-510で初めて搭載されたボディ内手ぶれ補正機構も搭載されている。これは手ぶれによる画像のぶれを、ボディ内の撮像素子をユニットごと動かして相殺してしまう機構だ。E-510に搭載されたボディ内手ぶれ補正機構はオリンパス独自の超音波モーターにより制御を行うもので、シャッター速度にして最大4段分の効果を発揮するものであった。この機構を更なる高性能化させたものがE-3に搭載されているという。
その補正効果は実にシャッター速度にして最大5段分の効果を発揮するというものだ。実際に「ZUIKO DIGITAL ED50-200mm F2.8-3.5」をE-3に装着して、200mm端でシャッター速度を変えながらテスト撮影を行ったのだが、シャッター速度5段分とはいかないまでも1/30s〜1/15s程度までなら手ぶれを補正してくれるようだ。
もっともいろいろな条件によってぶれを補正できるシャッター速度は変わってくるだろうし、より広角レンズであれば限界シャッター速度も遅くできると思われる。いずれにしてもE-3ボディ内に手ぶれ補正機構を組み込んでくれたおかげで、使用するレンズを選ばずに手ぶれ補正効果を得ることができるのはとてもありがたい。
単なる低速度におけるぶれ補正だけでなく、不安定な足場など、しっかりとフォールドすることのできない撮影状況においてもぶれを抑制してくれるのだ。これらは自然の中での撮影や、いかなる状況においても失敗の許されないプロの現場での撮影においても非常に心強い機能だといえるだろう。
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