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デジタル製品

[レビュー](前編)待ち焦がれた相棒は、堂々たるフラッグシップモデルだった--オリンパス「E-3」ロングタームレビュー

2008/05/27 19:54
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待ちに待ったE-1後継機

  • E-1のL型ボディ

 フォーサーズシステム初のデジタル一眼レフカメラ オリンパス「E-1」が発売されたのは2003年10月であった。デジタル専用設計のシステムと防塵防滴で堅牢なボディに併せその独特な発色を持つ画像により「E-1」は多くのファンを持つカメラであった。とくに「オリンパスブルー」と呼ばれる青空の発色はとても有名だ。

 しかし、その後のデジカメの進化により、高画素でハイスペックなモデルが多く発売されているなか「E-1後継機」を待ち望むユーザーの声は多く、それは切望へ変化していた。しかし、オリンパスによる「E-1後継機」開発の噂は常にあったものの、このE-3が発売されるまでには実に4年もの期間を待ち続けることとなったのだ。

  • カメラ上面のコントロールパネルでは、撮影モードや露出、ホワイトバランスなど基本的な設定状態を確認できる。電源ONの状態では常に表示されている。露出補正はボタンを押しながらメインダイヤルを回して行うが、設定によってはダイヤル操作のみでの補正を行うことも可能。このほうが露出補正をしやすいのでオススメだ

 かく言う私もE-1ユーザーであり、「E-1後継機」を首を長くして待っていたひとりだ。待ちに待ったE-3は発売と同時に購入して、すでにあらゆる撮影現場において使用している。

 E-3を初めて手にした時に感じた印象は、そのボディのがっしり感である。ボディデザインはE-1の特徴であったレンズマウントに向かって右側を切り落としたL型ボディではなく、一眼レフ旧来からのT型ボディとなっている。

 またE-1は小振りで丸みを帯びたイメージであったが、E-3では大きくなったペンタプリズム部のおかげで、おでこの張り出した、背の高い、頭でっかちな見た目が大振りな印象を持たせるデザインとなった。

 意外なことに、高さこそ12.5mm高くなってはいるものの、ボディ幅はE-1と1.5mmしか違わず、厚みはE-3のほうが若干だが薄くなっている(E-1:81mm E-3:74.5mm 突起部含まず)。

 厚みの違いはグリップ形状の変更によるものであり、グリップ前面を張り出させて細身にすることで右手の中指、薬指、小指の三本でしっかりとグリップさせていたE-1に較べ、グリップ全体に丸みを帯びさせて掌全体でグリップさせるような造りとなったE-3の設計の違いだ。

  • 背面レイアウトはいままでのEシステムを踏襲しながらもフリーアングル液晶に合わせたレイアウトとなっている。背面液晶左上にある白丸は外光の明るさを測る照度センサー。外光の明るさにあわせて液晶の明るさを自動調整してくれる(設定によりOFFも可能)。液晶モニター下部には「ライブビュー」「MENU」「INFO」「削除」ボタンが配置

 質量は約810g(ボディーのみ)と150gほどE-1より重くなっており、E-1ユーザーからすると重くなったと思われるだろう。しかし中級以上の他のデジタル一眼レフと比べると平均的な重さだと言える。ちなみにキヤノンEOS 5Dとは同じ質量である。なおE-3のボディ筐体にはマグネシウム合金素材をチクソモールディングという特殊製法にて成型されたものが採用されており、オリンパスによると人が踏みつけても問題ないほどの高い剛性と軽量化を実現しているという。

 E-1のL型ボディはオリンパス独特のデザインであったが、E-3では一般的な一眼レフのT型ボディとなった。グリップの形状も変更されているが、その善し悪しはユーザーによって好みが分かれるものである。ボタンやダイヤルの配置とも大きく関係してくるので一概にはどちらが良いとも言えないのだが、個人的にはE-1のグリップの方が好みである。

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