【レビュー】誰もが納得する誉れ高き一台--ペンタックス「K20D」 - (page 4)

ペンタックス
内容:2006年11月に発売されたペンタックス「K10D」は、その高性能かつ優れた操作性により多くのカメラファンに支持された一台だ。その「K10D」に更なる高画質を与え新生させたカメラがペンタックス「K20D」である。それは同時にペンタックスというカメラメーカーの変革をも象徴する一台となった。
  • DA50-200mm F4.5-5.6ED 絞り優先モード+0.5EV、1/180s、F4、ISO100、WBオート、雅(MIYABI)モード 約1460万画素の高解像度により瓦の一枚一枚まで描写している。ただレンズ特性か若干周辺の像に滲みが出ているようだ。全体の印象は雅(MIYABI)モードによってすこし落ち着いた感じになっている

  • DA*16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM シャッター優先(HyP)モード+0.5EV、1/250s、F8.0、ISO100、WBオート、雅(MIYABI)モード 逆光での撮影だが滲みは非常に少ない。とても優秀なレンズだ

  • DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] プログラム(HyP)モード+0.5EV、1/180s、F6.7、ISO100、WBオート、雅(MIYABI)モード K10D譲りの速写性の高い操作系がスナップカメラとしても本領を発揮する。参道の屋台からは昭和の香り

  • DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] プログラム(HyP)モード+0.5EV、1/80s、F6.7、ISO100、WBオート、雅(MIYABI)モード 色とりどりのお面は鮮やかながらもどこか懐かしい感じ。雅の発色と魚眼ズームの独特な描写がノスタルジックな心象風景となっている

  • DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] シャッター&絞り優先モード+0.5EV、1/125s、F11、ISO100、WBオート、風景モード K20Dの高い解像力は木々の枝一本一本をしっかりと描写している。澄み切った空気までも感じられる一枚だ

  • DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF] 絞り優先モード+1.5EV、1/125s、F8、ISO100、WBオート、ナチュラルモード 春を待つ大雪山のダケカンバの木々。雪の森に寝転び魚眼レンズで空を仰ぐと、まるで自分も森の一部になったかのように思える。他にはないこの魚眼ズームレンズの為にK20Dを選ぶという方法も幸せだ

  • DA50-200mm F4.5-5.6ED 絞り優先モード+0.5EV、1/1500s、F5.6、ISO100、太陽光、風景モード 周囲を黄金色に染め上げて沈み行く夕日。強烈な直射光だが極端な滲みもなく周囲のトーンも実際に見た印象にとても近い

  • ダイナミックレンジ拡大モードを選択すると「D-Range200%」と表記され、使用できるISO感度は200以上となる

 最近のデジタル一眼の流行ともいえる機能にダイナミックレンジの拡大があげられる。これは明暗差のある被写体に対してカメラ内にて画像処理を施すことで白飛び黒つぶれを抑えようというものだ。このK20Dにもダイナミックレンジ拡大モードが新たに搭載された。この拡大モードを選択することで、通常時から約1EV分ハイライト側にダイナミックレンジが拡張される。これにより通常であれば白飛びしてしまうような被写体でも、諧調を残して表現することが可能となる。ただし拡大モードを選択すると最低ISO感度が200からとなる。

  • ダイナミックレンジ拡大OFF

  • ダイナミックレンジ拡大ON。ダイナミックレンジ拡大OFFの花はハイライト部分が白飛びしてしまっているが、ダイナミックレンジ拡大ONにすることで、花びらも白飛びせずに表現されている

  • DA18-55mm F3.5-5.6 ALII 絞り優先モード+0.5EV、1/180s、F11、ISO200、WBオート、風景モード、ダイナミックレンジ拡大ON 3月前半の北海道美瑛の森。まだ一面の雪に覆われてはいるが、穏やかな日差しが着実に春の気配を運んできている。ダイナミックレンジ拡大モードを選択して雪の諧調を残す

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