感動の瞬間を逃さない多機能コンパクト一眼--オリンパス「E-510」 - (page 3)

礒村 浩一 (Isopy)2007年11月26日 23時52分
オリンパス
内容:2007年、オリンパスは「フォーサーズ規格」を採用したデジタル一眼レフカメラ「Eシステム」を第二章として展開した。そしてE-410、E-510を立て続けに発売、またつい先日発表となったE-3をフラッグシップ機として位置づけることで初級から上級ユーザーにまで対応したシステムを確立した。そこで今回は中級ユーザー向けと位置付けられるE-510を実際に使用する事でその実力を検証してみたい。

レンズを選ばない手ブレ補正

 E-510にはオリンパスとしては初となる手ブレ補正機構が搭載された。この機構はボディ内にある撮像素子を手ブレの方向や大きさに合わせ移動させることで手ブレによる画像のブレを打ち消し補正するボディ内補正機構と言われるものだ。手ブレ補正機構はレンズ内補正機構を含め、すでに多くのデジタルカメラに採用されている。

 今回E-510に搭載されたものは超音波モーターにより撮像素子を動かすオリンパス独自の方式という。その補正効果は実にシャッター速度にして最大約4段分の効果が得られるという。実際にスローシャッターにて手持ち撮影を行ってみるとよくわかるのだが、明らかに手ブレを軽減してくれる。この機構はE-410には搭載されていない。つまりE-410とE-510の決定的な機能の違いはこの手ブレ補正機構があるか、ないかとなるのだ。

  • ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6 絞り優先モード、1/15s、F4.7、ISO400、WBオート、NATURAL 夕暮れ時の神社。薄暗くなった境内での撮影。1/15sと低速シャッターでの撮影だが手ブレ補正機構のおかげでブレずに撮影することができた

  • ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro 絞り優先モード、1/20s、F3.5、ISO800、ワンタッチWB、NATURAL マクロレンズでのクローズアップ撮影。低速シャッターによる手持ち撮影だが、見事に手ブレが補正されている。その効果は絶大だ

  • ZUIKO DIGITAL ED40-150mm F4.0-5.6 Pモード+1.0EV、1/125s、F5.6、ISO100、WBオート、NATURAL ホテル屋上に掲げられた看板を見上げる。等倍まで画像を拡大して見ても斜め線にジャギーは見られない。文字看板のトーンも自然だ

 E-510およびE-410では有効1000万画素LiveMOSセンサーから出力された情報を処理する画像エンジンとして新開発された「トゥルーピック・」が採用されている。これにより描写力・諧調表現力・色再現力が向上したという。また処理速度も飛躍的に速くなったとのことだ。

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