静止画撮影機能もなかなかの実力だ。静止画は610万画素での撮影が可能。さらに動画撮影をしながらスチル写真用のシャッターボタンを押せば、460万画素での同時記録にも対応する。
また付属ソフトを使えば、動画から300万画素相当の静止画を切り出せる。発色など画質は申し分なく、とくに静止画記録はA4程度のサイズなら、十分に印刷に耐える画質だった。
前述したようにAVCHD規格で撮影した映像を余すことなく楽しむには、それなりの再生環境が要求される。まだAVCHDになじみのない読者もいると思うので、ここで再生環境を整理しよう。
(1)フルデジタルでのハイビジョン画質での再生
HDMI対応のHDテレビ、別売のミニHDMIケーブル
(2)アナログ変換によるハイビジョン再生
HDテレビ、付属のD端子ケーブル
(3)AVCHDディスクに記録して再生
記録型DVDを搭載するWindowsパソコン、付属ソフトのPicture Motion Browser、ソニーのBlu-ray DiscレコーダーのBDZ-V9/V7とSCEのゲーム機PLAYSTATION3
(4)メモリースティックから直接再生
SCEのゲーム機PLAYSTATION3(※最新ファームウエアにアップデートが必要)
以上がAVCHDをHD画質で再生するのに必要な条件だ。くどいようだが、AVCHDを記録したDVDは、通常のDVDプレーヤーでは再生できないので注意が必要だ。間違ってセットするだけでディスクが取り出せなくなるトラブルも発生する。
現在AVCHDを記録したDVDを再生できるのは、ソニーのBlu-ray DiscレコーダーのBDZ-V9とBDZ-V7、そして、SCEのゲーム機PLAYSTATION3のみとなる。AVCHDの規格についてはこちらを参照していただきたい。
このほかにアナログ画質での再生には付属ケーブルを使ったビデオ出力がある。またPicture Motion Browserを使えばAVCHDで記録した動画をDVD画質に再変換して、一般的なDVDビデオを作成できる。ただし作成時に再エンコードが発生するので、画質は劣化する。
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