充電や他機器との接続と言えば、Xactiではおなじみのドッキングステーション(クレードル)だ。ケータイと同様に、本体をドッキングステーションに差し込めば、自動的に充電が開始される。ドッキングステーションとPCを常時USBケーブルで接続しておけば、毎回わずらわしいケーブル接続をしなくて済むのは大きな利点だ。接続した瞬間(もしくはボタンを押す)に映像取り込みソフトが立ち上がり、PCに保存ができる。
さらに、テレビなどと接続できるAV端子もドッキングステーションからつなぐことができる。ハイビジョン対応のテレビやデジタルレコーダーにはD4端子で、アナログテレビやデジタルレコーダーには、S端子や映像端子で接続が可能。HDMI端子がついていないのは残念だが、デジタル保存はPC側で対応できる。USBはピクトブリッジにも対応しているので、プリンターダイレクト出力も可能だ。
トータル的な画質や使い勝手、機能面としては、ムービーに譲るものがあるが、決してデジカメの動画撮影が強化しただけのものではない。MPEG-4圧縮でビットレートが9Mbpsという高圧縮、低レートの印象から、画質の低さをイメージされる方も多いハズ。しかし、実際に撮影した画像を見る限りでは、本家のハイビジョンムービーに近い画質を堪能できる。なにより、同じ姿勢で撮り続けるムービーにとって、デジカメ並みの小型軽量は他には変え難いものだ。
使用しているメディアがSDメモリーカードということを考えると撮影したあとは、PCへのストレージ、編集など、多少の手間が生じてしまう。ノンPCユーザーやデジタルに疎い人でも扱いやすいシステムや周辺機器が登場すれば、Xactiの価値も飛躍的に向上するのではないだろうか。
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