「DMC-L1」の大きな特徴として挙げられるのが「LIVE VIEW」機能だ。この「LIVE VIEW」機能はコンパクトデジカメでの撮影のようにレンズを通った画像を液晶モニターに写しながら撮影できる。いままでの一眼レフデジカメでは不可能であったのだが、新開発の撮像素子「Live Mosセンサー」を採用することで可能となった。この「LIVE VIEW」機能を使用して撮影すれば、いままでの一眼レフカメラとは違う撮影スタイルが生まれる。特にハイアングルやローアングルでの撮影には便利だ。またカメラを三脚につけての撮影も大きな液晶モニターで画像を確認しながら撮影できる。風景の撮影などにはうってつけだ。画面上に表示できる撮影ガイドラインを活用して画面水平の出た、しっかりとした構図作成が可能だ。ただしその構造上レリーズボタンを押してから実際に画像が撮影されるまでに一秒近くもタイムラグが発生してしまう。動きの速い被写体には向かない。マクロ撮影に使う場合には三脚に固定することも必要だろう。
また、「DMC-L1」には発色やコントラストなどを選択できる「フィルムモード」が搭載されている。標準設定の「スタンダード」、彩度コントラストともに高めの「ダイナミック」、青緑赤を強調する「ネイチャー」、コントラスト低めの「スムーズ」がカラーフィルム設定。白黒フィルム設定は標準設定の「スタンダード」、コントラストが高い「ダイナミック」、諧調重視の「スムーズ」がとなる。これらをうまく使用すると撮影者の意図をうまく反映できる。特におもしろいのは白黒「ダイナミック」だ。白黒モードに複数の選択肢があるカメラは珍しい。簡単にカラー画像から白黒画像に変換できるデジタル画像だが、単に彩度を落として白黒画像を創るだけでは本来の白黒写真が持つ質感は表現できない。この白黒「ダイナミック」では画像の彩度を落としながらコントラストを上げて変換するので、より黒の引き締まった画像を得ることができるのだ。
カラーフィルム設定
白黒フィルム設定
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