ハードディスクムービー、ビクター「Everio GZ-MG47」は重量、残量を気にせず使えるお手軽ムービー

ビクター
GZ-MG47-w
内容:ビデオカメラにおける「脱テープ」を早くから提案してきたビクターのハードディスクムービー「Everio」。最新シリーズでは、3CCDを搭載したハイエンドタイプから、20GバイトHDD搭載のエントリータイプまで、ラインナップを拡充している。今回はファミリーユースをターゲットとした20Gバイトのエントリーモデル「GZ-MG47」の操作感と機能性に加え、ハードディスクムービーで撮影したコンテンツをPCレスでDVD化できる、専用DVDライター「CU-VD10」を紹介する。

本格普及を見据えたエントリーモデル

 本機は、ビクターのハードディスクムービー「Everio」シリーズに追加されたエントリーモデルである。20Gバイトの1.8インチHDDを内蔵し、ウルトラファイン画質モードで4時間50分のムービー記録が可能だ。

 他社からもHDD搭載カメラが発売され、ハードディスクムービーは本格普及期を迎えている。ハードディスクムービーというと、前衛的なデジタル情報ツールのように思えるが、本機のフォルムと操作性はDVカメラ的で、DVカメラに慣れた人なら、すぐに使いこなせるだろう。本機は、こうした親しみやすさでファミリー層への普及を狙ったエントリーモデルである。静止画撮影が133万画素と比較的低解像度である以外は、上位モデル「GZ-MG67」とほぼ同じスペックを採用している。手軽にハードディスクムービーの世界を楽しめる、お買い得モデルだ。

 フォルムは中級機「GZ-MG77/67」とほぼ同じで、HDDを縦にレイアウトしたコンパクトな設計だ。総重量は約410gと軽量で負担にならない。HDDを立置きにすると高さが必要になるが、このサイズがちょうど手のひらに収まり、女性の手にも持ちやすい。シルキーホワイト、パウダーピンク、ミスティーブルーと3色のカラーが選べる点もファミリー向けのモデルらしい。EVF(電子ビューファインダー)なしのコンパクト設計だが、デジカメで液晶撮影が一般化しているので、液晶モニターのみのビデオ撮影に違和感を感じる人は少ないだろう。

  • 手に合わせて上部がわずかに傾斜しているボディのホールド感は良好。縦置きのHDD部がちょうど手に馴染むサイズだ。GUIの操作は液晶モニター端の十字レバーで行う。ボタン類はDVカメラ的、GUIはデジカメライクな印象で、両カメラに慣れた人ならすぐに使いこなせるだろう

  • ファインモードの静止画。エントリー機には酷な要求かもしれないが、空方向が飛び気味で、黒にも締まりがほしい。色の出はナチュラル。133万画素だが解像感はあるので、スナップ撮影やハガキ印刷に使えるだろう

  • ウルトラファインモードの動画キャプチャー。PC表示では花の色が穏やかに見えるが、TVではビビッドに映る。赤系統の色に圧縮ノイズが散見されるが、全体的にはクリアな印象で、DVテイストな画質にはビクターのノウハウが感じられる。超小型MPEGエンコーダーの映像としては頑張っていると思う

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