いまさら言うまでもないが、HC3で撮影したハイビジョン映像はキレイだ。キレイなのだ。どれだけキレイなのかは、店頭に行けば実機が置いてあり確認できる。今回は、撮像素子に同じ「クリアビッドCMOSセンサー」を使っているDVDカメラ、DCR-DVD505と比較してみたいと思う。
最初に断っておくが、DVD505の映像が汚いというわけではない。DVDカメラの中では、かなりキレイなのだ。それを前提として、いよいよチェックの開始。今回の実験は、2台のカメラで同時に撮影し、それぞれハイビジョンテレビに接続して画質をチェックする。使用したテレビは、やはりソニーのファインピッチハイビジョンテレビ(KD-36HD800)だ。
まずDVD505を、カメラ付属のAVケーブルで接続。そして再生してみる。うん、キレイだ。春のにおいとともに、サクラが風に吹かれている。次に、HC3をカメラ付属の特殊D端子コンポーネントビデオケーブルで接続して再生。おおっ! なんと、美しいのか。サクラの花びらの微妙な色合いがちゃんと表現されている。まさしく桜色なのだ。DVD505では、サクラはほとんど白だった。HC3は、色ノリも濃厚。もちろん、花びらの細かいディテールも判別可能だ。DVD505では見えなかった細い枝も、HC3ならちゃんと見えるではないか。
今回、規格の違う2台のカメラで比較して、いかにハイビジョンがキレイなのかを実感させられた。冒頭で説明したように、大型のハイビジョン対応テレビの普及とともに、きっとHC3も売れていくのだろう。なぜなら、一度この画質を見てしまったら、スタンダード画質のビデオカメラなんて、ありえないと思えてくるからだ。もちろん、ハイビジョンテレビではなくスタンダード画質の従来のテレビでも、その画質の違いはハッキリと分かる。
いまDVカメラを買い換えようと考えているなら、迷わずHC3にするべきだ。DVモードの録再生も対応しているので、今までの資産をムダにすることもない。そして、来るべき高画質高精細のハイビジョンの世界へ、すぐにでも飛び込んでいけるのだ。
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