スマホから自宅テレビを見る「Slingbox PRO-HD」レビュー--低価格競合品とも比較

旅行先から自宅のテレビ番組がかんたんに観られる

 「Slingbox PRO-HD」は、自宅のテレビを別の部屋や旅行先で見られる、いわゆるロケーションフリー製品だ。チューナ機器からの映像をネットワークで送信することにより、PCやスマートフォンで、高画質での番組視聴が可能になるという製品だ。

  • パッケージ、説明書とも日本語化されている。国内発売元はイーフロンティア。実売価格は3万4980円と競合製品の「VULKANO FLOW」が1万円台で購入できるのに比べると高額

 場所にとらわれずに好きな場所でテレビが視聴できるという基本コンセプトは、以前紹介した「VULKANO FLOW(ボルカノ フロー)」と非常によく似ている。本体が受信したチューナの信号をネットワークで伝送するという仕組みも同一で、iOS、Androidなど多彩なクライアントが用意されている点もよく似ている。直接の競合製品と言っていいだろう。

 一方で、使い勝手の面では細かな違いがいくつも見られる。中でも、チャンネルなどを遠隔操作するためのリモコンを、基本的に手動で設定するVULKANO FLOWに対し、本製品は日本国内で販売されているHDDレコーダやテレビチューナなど多数のメーカーのリモコン設定がプリセットされている。これは大きなアドバンテージだ。

 ネットワークへの接続方法については、「VULKANO FLOW」は無線、有線両方に対応しているのが、本製品は有線のみとなっている。また、PCでの視聴の際、VULKANO FLOWは専用のユーティリティをインストールする必要があるのに対し、本製品はブラウザのアドオンを組み込む形になる。それぞれメリットになる場合もあればデメリットにもなる場合もあるだけに、のちほど詳しく見ていこう。

  • 正面から見ると台形のような独特の形状をしている

  • 同梱品一覧。VULKANO FLOWにはなかったD端子-コンポーネントケーブルも標準添付されている

  • 側面から見たところ。天板はフラット

  • 背面左側には電源コネクタやLAN端子を備える。LANは有線のみで無線には非対応

  • 背面右側。INが上段、OUTが下段になっているので分かりやすい

  • VULKANO FLOW(手前)との比較。設置面積は小さいが、高さは相応にある

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