BDZ-L70の基本機能から見ていこう。前述のようにテレビ録画などの操作はTシリーズ、Xシリーズと共通なので参考にしていただきたい。
操作画面は横軸で機能を選び縦軸でコンテンツを選ぶソニー独自のクロスメディアバー(以下、XMB)を採用する。このインターフェースは同社の薄型テレビ「BRAVIA」やSCEのゲーム機「PLAYSTATION3」や「PSP」などでも採用されている。
リモコンの左右ボタンで機能を選択できるので、デジカメ写真の保存や音楽の再生機能を備えるBDZシリーズには向いているインターフェースだが、はじめて使うなら慣れが必要だろう。
前モデルの「BDZ-V9/V7」にはこのインターフェースにふさわしいジョイスティック方式のリモコンが付属していたが、今回から廃止され、上下左右ボタンと決定ボタンという一般的な操作ボタンに変更されいている。ジョイスティックを廃止した理由としてソニーは「ジョイスティック方式は年配の方など、操作に慣れない人がいるから」とのことだった。
歴代ソニー製のレコーダーを使っている筆者としては、ジョイスティックの方が使いやすかったと感じている。ただ、このジョイスティック式のリモコンは通常のボタン式に比べ原価が高くなるという、裏事情もある。このモデルからBlu-rayレコーダーの普及を目論むソニーとしては、少しでも原価を下げたかったのではないだろうか。
とはいえ、新しいボタン式の操作感も悪くはない。新たに「予約する」、「見る」というボタンが追加されている。「予約する」を押すと、番組表が表示され、「見る」ボタンを押すと録画番組のリストが表示される。これらの機能は「XMBは使いづらい」と感じる人でも、使いやすくした工夫だ。
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