[レビュー]憧れのSHUREサウンドに手が届く--カナル型ヘッドフォン「SE110」 - (page 2)

エースラッシュ2007年12月03日 18時46分
SHURE
内容:世界的なプロ用音響機器メーカーであるSHUREが、コンシューマ向けのカナル型ヘッドホンとして提供している「SE Models」に待望のエントリーモデル「SE110」が発売なった。そこで今回は、音質と遮音性に定評のあるSHUREが、SE110をどのようなエントリーモデルに仕上げてきたかチェックしてみよう。

ツボを押さえた付属品類

 まずパッケージだが、SE210/SE310は透明の樹脂を使ったいわゆる「ブリスターパッケージ」、SE420/SE530は高級感のあるボックスタイプとなっていた。しかし今回のSE110では、両者のどちらとも違うスタイルを採用。紙箱の中にブリスターパッケージを入れた方式となっており、個人的にはSE210/SE310よりも扱いやすい印象を受ける。

 次に、付属品を上位モデルのSE210/SE310と比較してみよう。イヤパッドは「トリプルフランジ・イヤパッド」が省略され、「ソフト・フレックス・イヤパッド」と「ソフト・フォーム・イヤパッド」が各3サイズ、合計で2種類6組となった。エントリーモデルにもソフト・フォーム・イヤパッドを付属するあたりに、音質に対するSHUREのこだわりが感じられる。

  • パッケージは紙製のものを採用

  • 中身のブリスターパックにSE110入っている

  • 丸みを帯びたデザインが特徴的だ

 延長ケーブルは、SE210/SE310と同じく91cmタイプを採用。中には“91cmは長い”と感じる方もいると思うが、SE Modelsでは本体ケーブルが45cmと、SHUREの他シリーズや他社製品に比べて短めに設計されている。

 これは、iPod shuffleなど胸元にポータブルオーディオ本体を取り付けた際、ケーブルが弛まずに使える最適な長さだ。本体を胸元に付ける場合はそのままで、バッグなどに入れて使う場合は延長ケーブルを接続といったように、スタイルに応じて使い分けると良いだろう。

 キャリングポーチに関しては、柔らかめの素材を使ったカジュアルデザインへと大幅に変更されている。キャリングポーチにカラビナが付属しているのも特徴で、ベルトループなどに吊下げて使うことが可能だ。

 付属品に関してはトリプルフランジ・イヤパッドが省略された分だけ少なくなってはいるが、ユーザーが“欲しい”と思う部分はしっかりと残す、まさにツボを押さえた選択といえるだろう。

  • こちらがイヤーパッドを外した状態

  • イヤパッドは合計2種類6組で、上からソフト・フォーム・イヤパッド(L/M/S)、ソフト・フレックス・イヤパッド(L/M/S)、一番下がクリーニングツールだ

  • スタイルに応じて使い分けられる91cm延長ケーブルが付属

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