液晶パネルの倍速駆動はトレンド機能だが、ここにも他とはひと味違うレグザとしてのこだわりが感じられる。
倍速120Hz駆動に伴って「フルHDモーションクリア回路」を採用。これは中間フレームを生成することで元の映像の2倍のフレームを作り出す高度な処理を行う回路だ。
中間フレームの作成時に1ドット単位で動き方を検出し、縦横、斜め、回転、ズームイン・アウトなどの動きを検出して補完映像をする「オブジェクト適応フレキシブル予測技術」を採用している。
これら回路の具体的な効果は、液晶のデメリットであった残像が低減されることだが、それだけではなく、多くのシーンで破綻や不自然さのない、滑らかな倍速表示が楽しめることも大きな特徴といえるだろう。
また、パネルが倍速駆動となったことで「5-5フィルムモード」も採用している。これは、映画の24コマ映像を5コマ-5コマの等倍に変換して表示することで、フィルム本来の自然な動きを再現する技術だ。
従来の「2-3プルダウン」のような不自然さがなく、制作者の意図した映画の24コマ映像そのものを再現できる。映画の表現には各社さまざまなアルゴリズムが用いられているが、24コマをそのまま再現できる、という意味では、理屈に適った表示方法といえるだろう。外部入力やテレビの映画放送(2-3プルダウン)などにも対応が可能だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」