回る、動く、踊るエンターテインメントプレーヤー--ソニー「Rolly」 - (page 5)

ソニー
内容:卵形の手のひらサイズボディに、くるくると動き回るモーション。ソニー「Rolly」は、形、動きのどれをとっても既成概念を打ち破るデジタルオーディオプレーヤーだ。Rollyの基本性能や操作はもちろんその操作方法は? モーションの付け方は? 音はどこから? などあふれ出てくるRollyに関する疑問を解決する。

Bluetooth内蔵だからこそ広がる可能性

 RollyにはBluetooth機能がある。筆者はこれが“使える”と感じている。例えば筆者はNTTドコモのワンセグチューナー付き端末「P903iTV」を使っている。

  • Bluetoothへの切り替えは、本体スイッチを切り替えるだけで行える

 この端末にはBluetoothによる音声出力機能があり、ワンセグの音声をRollyに出力して楽しめた。携帯電話のワンセグ音声はお世辞にもよいとは言いかねるので、ケーブルレスでワンセグをよい音で楽しめたのは快適だった。

 Rollyの音質は、奇抜な見た目とは違い、なかなかのものだ。180度水平対応に配置したことで、狭ピッチながらもステレオ感がある。直径20mmのスピーカーは磁力の強いネオジウムマグネットを採用している。

  • 直径20mmのスピーカーは磁力の強いネオジウムマグネットを採用

 音質は歯切れが良く好感が持て、幅広いジャンルの音楽をそつなく再生する。構造上、仕方がないが低音に物足りなさを感じた。

 数日だったがRollyを使ってみた感想だが、全てをソフト任せにするおまかせモーションだけだと、動きが地味で意外と早く飽きてしまった。推測だがオートモーションはテーブルなどでの再生時に落下などしないように、ホイールの動きを押えたおとなしめのダンスをするようになっているようだ。

 本体はかなりの運動能力があるのでこれではもったいない。せっかくならクラブやディスコなどのダンスナンバーに合わせてぐるぐる回るようなモーションで楽しみたいものだ。Rollyが市場に定着するには、MotionEditorのカスタムモーション機能を使いこなしを競う「ダンス(プログラム)合戦」などのイベントは必要だろう。今後どのように市場に認知されるのか、注目したい製品だ。

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