次に試したのがデータ転送だ。ヘッドセットと同様にPC側のBluetoothが使える状態で、デバイスの検出をして接続するだけである。Bluetoothで連動すると、PC側で指定したフォルダ内のファイルがYP-T9BABのモニタに表示される。この中から転送したいデータを選択すればOKだ。実際に、音楽データとテキストデータ、画像データを転送してみた。転送速度はかなり速い。音楽データでも数秒で転送することができた。
転送されたデータは、YP-T9のコピーフォルダに記録される。音楽データも画像データも一括してこのフォルダに転送されるようである。
コピーフォルダに入ったデータは、ミュージックや写真など、それぞれの機能選択からは選べないのである。フォルダ検索からコピーフォルダを選び、その中のファイルを指定するしかないようだ。コピーフォルダから個別のフォルダへの移動もできないようで、Bluetoothで転送したデータとUSBで転送したデータは、まとめることができなかった。こうなると、データ転送のメインは、USBになる。
さらに転送したデータを確認してみると天地が逆の写真があった。まぁ、モニタが縦位置なので、写真の撮影方向によっては、こういったことは当然ありうることなので、これ自体は仕方のないことだ。しかし、頂けないのは、これを回転して正位置で表示させることはできないことなのだ。正位置で表示させるには、あらかじめPC上で画像を回転させて、方向を変えておく必要があるのだ。
これらの機能は、デジタルオーディオとしては、オマケ的なものかも知れないが、できれば解消してもらいたいものである。
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