ハードウェアは一新され、従来の7つのLSIを2チップにまとめた高画質回路「PictureMasterHD」を新採用している。この回路は、画像認識技術や3次元デジタルカラーマネジメントなど高度なデジタル信号処理を行うLSIで、処理は最大16ビットで行われるなど、1080ALISパネルにふさわしい高画質対策が施されている。また、新開発の蛍光体と、色透過率の高い前面フィルターの採用によって、色の再現性をNTSC(アナログテレビ)の106%にまで拡大させた。サウンド関連では、番組のジャンルによって適切な音質設定を自動選択する自動音声モードを新採用している。
操作面では、メインプロセッサの動作クロックが200MHzから333MHzに高速化され、EPG表示などのレスポンスが大きく向上している。番組の録画中でもEPG表示や予約が可能になるなど、録画機能+ダブルチューナーのメリットをいかせる改良が施された。
さらに、将来の高機能化のために、OSをμITORNからLinuxに変更している。また、効率的な映像ストリーム管理が可能なミドルウエアHPSMを新採用するなど、将来のネットワーク&インテリジェント化への準備が着実に進んでいるようだ。このあたりは表に出ない部分だが、本機のアーキテクチャーは将来を見据えて大きくリニューアルされているのだ。
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