Wooo DV-DH1000Dのダブルデジタルチューナー&いいとこ観なら録画も再生も自由自在 - (page 4)

日立
DV-DH1000D
内容:業界に先駆け、ハイビジョンダブル録画を実現した日立Woooから、デジタルレコーダーの最新モデルが登場した。今回はダブルデジタルチューナー、1TバイトHDDといったハード的なハイスペック感はそのままに、いいとこ観、自動録画といったソフトウェア面を強化しているのが特長だ。特に同社のPC、Priusから移植された、いいとこ観のダイジェスト再生機能は、今シーズンの製品の中でも際立っている。

サッカー視聴に最適、完成度の高いダイジェスト再生機能

 「いいとこ観」は、同社のPC、Priusに採用されている高度なダイジェスト再生機能で、スポーツ番組などの音声と映像の変化を自動解析して、盛り上がったハイライトシーンだけを時短視聴できる。

 開催を目前に控えたサッカーの世界的イベントを意識し、サッカー試合のダイジェスト再生は特に凝っている。ダイジェスト再生時に起こりがちな、試合中のゴールシーンとともに、ハーフタイムに放送されるダイジェストコーナーのゴールシーンも二重に検出を避ける工夫までしているのだ。そのしくみは、グラウンドの四角い形や芝の色を識別し、それらが継続して表示される時間を感知することで、試合45分+ロスタイムの部分だけを割り出し、ハーフタイムに放送されるダイジェストシーンを避ける、というように、なかなか賢い機能なのである。これらの高度なシーン解析のために、米国アナログ・デバイセズ社製の高速なDSP(デジタルAV処理に特化したプロセッサ)「Blackfin」(R)を新搭載している。

 また、サッカーや野球、相撲、ゴルフといったスポーツ番組だけでなく、音楽やニュース、囲碁や将棋番組もダイジェスト視聴できる。ニュースではヘッドラインだけを再生し、囲碁では碁石を打つ場面だけを再生するなど、各ジャンルに最適な時短再生が可能だ。ダイジェスト再生の時間は、必要に応じて5分〜30分で指定できる。さらにジャンルによっては、最適な「おまかせ」時間設定も選べる。

 実際に使ってみると、バスケットボールなど得点の多いスポーツは、やや苦手のようだ。またサッカーでは歓声の多いホーム側のチームのほうがダイジェスト再生しやすい。といった偏りはあるものの、相撲やサッカーなど盛り上がるシーンが限られているスポーツでは、かなりの確率でハイライトシーンが見られた。サッカーを5分でダイジェストすると、さすがに時間が短かすぎて取りこぼすシーンが出るが、20分〜30分に設定すると、主要なシーンをほぼカバーできる場合が多かった。

  • いいとこ観のシーン解析には、米国アナログ・デバイセズ社製の高性能なデジタル信号処理プロセッサ「Blackfin」(R)を採用している。このLSIはAV入出力を備えており、日立のプログラムを活用することよって映像と音声の高速な解析が可能になった

  • いいとこ観の画面。下のタイムバーに再生ポイントが表示される。番組ジャンルは自動で選択されるが、マニュアル変更も可能だ。その際は、ジャンルと再生時間を選択し直して「設定完了」を選べばよい。約1分前後で、いいとこ観のデータが再構築され、大変手軽に行える

  • スポーツ以外の番組でもいいとこ観が可能だ。ニュースはヘッドラインとアナウンサーのシーンをダイジェスト再生する

  • ハイライト場面の認識が難しそうな囲碁将棋番組は、盤面の変化を感知して駒を打つ場面だけを再生していくという

  • 音楽番組では、アーティストの会話や司会者による曲紹介のシーンなどを省き楽曲部分のみをピックアップする

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