ハイクオリティな音でゲームシーンを楽しむ「E4g」

SHURE
内容:米シュア社からリリースされ、世界中の音楽ファンから高い評価を得ているインイヤ型イヤホン「Eシリーズ」。そのラインアップに「ゲーミングエディション」として、新たにE4g、E3g、E2gの3機種が加わった。今回は、この3機種中の最上位モデルであるE4gを紹介していこう。

カナル型イヤホンと、その利点

  • E4g。ゲーミングエディションとして発表された3機種の中の最上位機種。Eシリーズには、E5cというさらに上位のグレードもある。

 シュアのいう「インイヤ型」とは、イヤパッドを耳穴内に密着させるタイプのイヤホンで、一般には「カナル型」と呼ばれることが多い。その構造上、外の騒音がしっかりカットされ、同時に音漏れも非常に少なく抑えられるという特徴を持つ。

 個人的なことで恐縮だが、筆者は以前から普通のインナーイヤータイプのイヤホンが苦手で、つけていてもすぐに落っことしたり、耳を痛くしたりしていた。おそらく耳の形がちょっと変なのかもしれないが、最近カナル型を使うようになって、そういった悩みからはすっかり解放された。同じ悩みをお持ちの方は試してみてはいかがだろうか。

 ともあれ、カナル型のイヤホンは、最近特に商品数が多くなっている。ブームといってしまってもいいほどだが、その火付け役になったのがEシリーズのエントリーモデル、E2cだといわれている。

機能的にはEシリーズブラックモデルと同等

 E4g〜E2gの3機種はゲーム用のパッケージとしてリリースされているが、性能的にはそれぞれE4c-N、E3c-N、E2c-N、つまりEシリーズのブラックモデルと同等となる。実際のところ、E4gのみに付属するゴム製のイヤサポートを除けば、違っているのはパッケージ外観だけだ。ゲーミングエディションと銘打たれてはいるが、音楽を聴くのに使ってもまったく問題はない。

 とはいえ、ここはやはりゲームでその性能を試してみるべきだろう。今回は、E4gとE2gを同時に借り、比較しながら使ってみた。ちなみに、実売価格はE4c-Nが31,800円前後。かなりの高級品だ。なお、E2g(E2c-N)は9,800円程度。このクラスなら結構見かけるが、それでもそれなりに高いグレードの製品といえる。

ゲームの求心力を高める豊かな表現力

 音質については、さすがの一言だ。まず、いつものヘッドホンからE2gにつけかえて、その音のよさに感心したが、さらにE4gにつけかえたところ、格の違いを感じた。E2は高音部に少し弱点があるが、E4gにはそれがまったくなく、上から下まで豊かな音が再現される。臨場感はいやが上にも高まり、よりディープに、ゲーム世界に浸らせてくれる。

 もちろん、効果音やセリフなど、BGMとは異なる種類の音も実にクリアだ。破壊音、爆発音のような大きな音から、人の息づかい、小鳥のさえずりのようなかすかな音まで、特に何かが不自然に強調されるということなく、自然にバランスよく耳に入ってくる。ゲームによっては、こういった音が情報的な価値を持つため、作り手の意図したとおりの音が聞き取れるということは、具体的なアドバンテージにもなる。対人対戦などの際に、積極的に活用していきたい。

  • 比較対象として借りたE2g。E2c-Nとはパッケージが違うだけで、性能はまったく同じだ。

  • 直径3.5mmのミニプラグは、端子まわりもコンパクト。どんな携帯ゲーム機、ポータブルプレイヤーにもフィットする。

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