新しくなったMac OS X--あなたは「Leopard」を買いますか?

 10月26日にMacOSの新バージョン、「Mac OS X 10.5 Leopard」が発売されました。前バージョン「Tiger」の発売から約2年半ぶりのバージョンアップとなる「Leopard」は、消去したデータを過去にさかのぼって復元できる「Time Machine」など、多彩な機能を持つことで、発売前から話題を集めていました。米アップルは10月30日の時点ですでに販売本数が200万本を突破したと発表しており、好調な売れ行きがうかがえます。

 「iPod」シリーズでポータブルミュージックプレーヤー市場をリードし、「iPhone」で携帯電話市場にも参入を果たしたアップル。そんなアップルの最新OS「Leopard」は、マイクロソフト の「Windows」シリーズが席巻するOS市場でも、台風の目となるでしょうか。

 そこで今回は、Macの最新OS「Leopard」について、4つの質問をアンケート調査しました。第1問は、現在のOSの普及状況についてです。この結果により、WindowsユーザーとMacユーザーのおおまかな勢力関係がわかることでしょう。

●現在お使いのPCのOSは何ですか?(複数回答可)

1 Windows XP 79.1%
2 Windows Vista 12.9%
3 Windowsその他のバージョン 11.6%
4 バージョン10.4以前のMacOS X 2.8%
5 よくわからない 2.6%
6 Linuxディストリビューション 1.2%
7 バージョン9以前のMac OS 1.1%
8 Mac OSX Leopard(バージョン10.5) 0.8%
9 その他 0.3%
10 PCを所有していない 0.1%

NetMileリサーチに登録した全国1000人の男女(男性556人、女性444人)に11月8日〜9日に調査

 1位は「Windows XP」(79.1%)で、2位以下と圧倒的な差をつけました。2位は「Windows Vista」(12.9%)、3位は「その他のバージョン」(11.6%)です。この結果から、Windowsのシェアが大きいことがうかがえます。4位にして、やっと「バージョン10.4以前のMacOS X」(2.8%)が出てきます。しかし、それもWindowsに比べたら微々たるものです。わずかですが、いち早く「Mac OSX Leopard(バージョン10.5)」(0.8%)を購入している人もいました。

 総じて、Windowsが市場を支配しているようです。ただ、今後の「Leopard」の人気次第では、Mac勢力の巻き返しがあるかもしれません。

 次に、「Leopard」が欲しいかどうかを質問しました。Macをすでに持っていてバージョンアップを予定している人、現在WindowsユーザーでMacに乗り換えようと思っている人はどれほどいるのでしょうか。

●先日リリースされたMac OSX Leopardを購入しますか?

1 購入するつもりはない 63.6%
2 Leopardがよくわからない 24.3%
3 様子を見て購入したい 10.3%
4 すぐにでも購入したい 0.8%
5 すでに購入している 0.5%
6 その他 0.5%


 どうやら大半の人が「購入するつもりはない」(63.6%)ようです。一般のPCユーザーにとって、そもそも「Macを購入するという選択肢」が思い浮かびづらいのかもしれません。多彩な新機能を搭載した「Leopard」も、Windowsで現状満足しているユーザーには魅力がないということでしょうか。一方、「様子を見て購入したい」(10.3%)、を見ると、先の質問でのマックOS使用者の数より多くみられます。MacOS以外を使っている人の中にはMacに乗り換えたいと思っている人も少なからずいるようです。果たして、Macの巻き返しはあるのでしょうか。

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