YouTubeなどのネット動画、楽しんでますか?

文:CNET Japan ITランキング調査団
構成:Spoo! Inc.
2006年05月19日 08時00分

 今年前半最もブレイクしたサービスといえば、米国の動画配信サービス「YouTube」ではないでしょうか?

 海外のサービスにもかかわらず、日本からも200万人以上ものユーザーが利用していると伝えられ、最近では、国内でも同様のサービスの発表が相次いでなされました。昨年、一気に躍進した無料動画サービスGyaOとともに、動画サービスの台頭を感じさせます。そこで今回の調査では、GyaO、YouTubeなど、どれくらい一般の人がこれらのサービスを利用しているのかを調査してみました。

●利用したことがある、よく利用する動画サイトやサービスはどれ?(3つまでの複数回答)

1 GyaO 36.4%
2 Yahoo!動画 24.2%
3 BIGLOBEストリーム 14.0%
4 MSNビデオ 9.7%
5 YouTube 5.4%
6 アダルト動画サイト、グラビアアイドル動画サイト 4.5%
7 ShowTime 3.4%
8 第2日本テレビ 2.6%
9 その他の動画サイト 2.5%
10 ファイル共有ソフト(PtoP) 2.0%

NetMileリサーチに登録した全国の1000人の男女に5月10日〜11日に調査。

 やはりダントツだったのが、GyaOでした。調査時点で930万ユーザーを突破したと発表しているだけあって、納得の数字です。しかし、その地位に甘んじて、うかうかもしていられません。2位にはYahoo!動画が、その後を追いかけています。圧倒的なポータルサイトのパワーで先行サービスとのシェア逆転を成功させるのは、お手のもののヤフー。今後1位、2位の順位入れ替えは、十分あり得るでしょう。

 3位には、動画サービスに注力するBIGLOBEが、4位にはポータルとしての集客力のあるMSNの動画サービスがランクインしました。そして堂々5位に入ったのがYouTubeです。並み居る他ポータルサイトや、ISP、テレビ局主体の動画サービスを抑え、海外のサービスが入ることに、その実力の程を思い知らされます。また同じ質問で、「動画サイトを見たり、使ったことはない」という回答は36.0%でした。6割以上のネットユーザーが動画サービスを利用していることがわかり、ブロードバンドの成熟期に入っていることを実感させます。

 さて、ではユーザーはどんな動画コンテンツを楽しんでいるのでしょうか? 追加の質問をしたところ、1位は「ニュース、経済番組、天気」(31.9%)、2位「映画」(37.4%)、3位「音楽」(30.2%)、4位「アニメ」(28.4%)、5位「ドラマ」(15.5%)の結果となりました。当初は韓国ドラマなどのエンターテイメント番組の好調が伝えられていましたが、ここに来て、「ニュース、経済番組、天気」が1位となったのは調査団の予想を超えていました。ライブドア、楽天によるテレビ局買収騒動の際、テレビ局側はマスコミとしての「報道」の重要性を強調していました。しかしながら、すでに一般ユーザーたちは、そんな論争をよそに、ネットの「報道番組」を支持し始めているようです。

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