最終更新時刻:2008年9月5日(金) 18時03分

Web 2.0の挑戦者:セマンティックウェブブラウザを目指すblueorganizer

文:Emily Chang
翻訳校正:吉井美有

2006/10/24 08:00  

adaptiveblueを次の段階に進めるためには何が必要ですか。

 われわれの事業は実際うまくいっています。われわれの製品は現時点では比較的成熟しており、明確なものだと考えています。次の段階に進むのに、何か1つのことが必要ということはありません。次の大きな転機は、2つめの製品を発表するときになるでしょう。これは、RSSフィードの個人向けカスタマイズに関するものです。

adaptiveblueの基盤となるビジネスモデルがあるとすれば何ですか。

 ビジネスモデルはもちろんあります。企業を立ち上げる際にはビジネスモデルを持っていなければなりません。われわれはいくつかの主要な収入源を想定しています。1つめはアフィリエイトプログラムです。われわれの製品は、どのようなアフィリエイトプログラムでも簡単に組み込むことができる基盤を用意しています。この方法では、ユーザーがblueorganizerを通じて見つけたものを購入した場合にしか、われわれの収入になりません。もう一つの収入源は、異なるウェブサイトをカスタマイズして統合することから来るものです。ユーザー基盤が十分に固まれば、われわれはこの方法を今年の末に向けて検討する予定です。われわれは他にも収入源を検討していますが、ここでそれを公開することはできません。

adaptiveblueについて最も優れていると自認する点は何ですか。

 大量のJavaScriptのコードを書いたことです。いや、これは冗談です。自分たちが短期間に非常に多くのことを成し遂げてきたことを誇りに思います。

Webで現在起こっているシフトを若い人たちに向けてどのように説明しますか。

 いくつかの異なる流れがあります。第1はスピードで、わたしはこれを恐れています。あまりにも多くの情報とニュースが、非常に速く流れては消え、どうすればこのペースと量について行けるかというのは、難しい問題です。2つめの流れは、ユーザーが生成するコンテンツです。これについては、良い面と悪い面があると考えています。良い面は、われわれが情報コミュニティを作り出せるということです。逆に、多くの情報は十分な品質に達していないことが悪い面です。第3の、そして最後のものは洗練されたウェブへの流れです。わたしは、そしておそらく他の技術者たちも、これには大きな興奮を覚えます。しかし、これは、いつ、そしてどうやってflickrが主流になったのかという疑問に繋がります。この問いの答えは簡単には見つかりません。

ご自身のサイト以外に毎日どのようなサイトにアクセスしていますか。

 一番よくみる2つは、Read/Write WebとTechCrunchです。また、わたしはalexaholicもよく見ているのですが、これは記事を書く際の資料にするためです。また、比較的頻繁にdel.icio.us、Digg、Technoratiなども見ています。それから、Peter RipのEarlyStageVCブログや、ZenRobブログの分析記事なども読んでいますが、残念ながらこれらは毎日更新されているわけではありません。

睡眠時間はどのくらいですか。

 場合によります。4時間から7時間、一番多いのは6時間くらいでしょうか。小さい子どもがいるので、予定が狂うこともよくあります。

 メールでのインタビューに応じてくれたadaptiveblueのAlex Iskoldに謝意を表する。

eHubについて

 Emily Chang氏が日頃使ったり魅力を感じたり注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストがeHubである。Chang氏はネットワークに毎日アクセスし、ネットサーフィンや検索、電子メール、RSSリーダー、SMSなどで何かを見つけたときに、随時リストを更新している。Chang氏が特に関心を寄せているのは、次世代ウェブ(ウェブ 2.0)、Ruby on Rails、Ajax、ブログ、ロケーションマッピング、オープンソース、フォークソノミー、タギング、デザイン、デジタルメディアの共有だという。そのため、eHubにはそういう視点が反映されている。

 eHubが当初の意図を超えて成長するきっかけとなったのは、Chang氏とMax Kiesler氏によるウェブ 2.0アプリケーションサービスの開発者へのインタビューeHub Interviewsチャネルが追加されたことだ。Chang氏とKiesler氏は、サンフランシスコにあるウェブデザインコンサルタント会社Ideacodesの共同創始者兼代表者である。CNET Japanでは、eHubを運営するEmily Chang氏の了解の下、eHub Interviewsを翻訳していく。

筆者Emily Chang氏について

 Emily Chang氏は、数々の賞を受賞したウェブインタラクションデザイナー、技術戦略家で、Max Kiesler氏と共同で設立したサンフランシスコのウェブコンサルタント企業Ideacodesの代表者である。ウェブとユーザーエクスペリエンスに関するデザインや技術、次世代ウェブについてのサイトEmilyChang.comの筆者であり、人気のウェブ 2.0リソースであるeHubの作成者でもある。同氏によればeHubとは、日頃使って魅力を感じたり、注目したりしているウェブアプリケーション、サービス、リソース、ブログ、サイトをまとめた個人的なリストなのだという。

※ この記事はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(帰属2.5)の下でライセンスされています。

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