最終更新時刻:2009年11月24日(火) 22時17分
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Twitterの非対称型のソーシャルグラフがより現実のソーシャルグラフに近い件

公開日時:
2009/10/30 00:00
著者:
谷田部輝真

社会性という言葉をwikipediaで検索すると、「社会性の基本は、ギブ・アンド・テイクである。…」という言葉がでてくる。※1

 これは、あくまで、ギブ・アンド・テイクである(べき)という理想論であって、実際はそうじゃないと思う。

上記の社会性をTwitter上で成立させられるか?ということを考えてみた。Twitterは、みなさんご存知のとおり、フォローするとフォローされるの2つの関係でソーシャルグラフが成り立っている。そして、その関係がアンバランスであることがほとんどです。

なぜなら、Twitterでフォローするということは、その人に何かしらの関心があるから、そして、自分に何かしらの価値をもたらせてくれることを期待してフォローする訳です。

ただし、フォローされる側が、その人をフォローするのは、何かしらの関心を持ってもらえることが条件になります。その条件がなりたたないと思えば、フォローする必要はない。上記の社会性のべき論でいえば、成り立たせるのが理想なんですが、実際には、その関係は成り立たない。

実際の社会も同様に、この微妙な非対称的な関係により成り立っていることが、ほとんどだと思う。

 では、非対称なことは何をもたらすのか?

それは、フォローされている数を自発的に増やす欲求がうまれることにあると思います。

 きちんとコミュニケーションをしたい人であれば、自ずと発言をしたり、なにかしらの情報を提供する側に立って、自分の存在をアピールしたくなる。
フォローされている数が少ないと、それだけ自分の価値が低いと思われる可能性が大きい。
なので、自然とコミュニケーションするようになるわけです。

今ままでのSNSだと、こういった非対称の関係性を持つことがきなかった。シンメトリーなソーシャルグラフだったため、自分の価値はお友達がいることだったし、発言力をもっているか否かを判断することはむずかしかった。

 この点で、Twitterの非対称型は、よりコミュニケーションを促進する設計になっているし、現実のソーシャルグラフに近い形なのではないかと思っている訳です。

フォローミー祭りとか、みんなでフォローし合いましょう的な運動は悪いことじゃないと思います。
ただし、きちんとコミュニケーションを成立し得ないままに、強制的に対照的なソーシャルグラフを成立したところで、他のSNSと同じ運命(なんだか疲れるし面倒くさい)をたどるのではないか?と思うのです。

SNSの未来にも書きましたが、ソーシャルグラフが今後、とても重要なものになると私は思っているので、なおさら気になっています。

ちょっと蛇足。

日本の文化上の特質について。

本来、ギブ>テイクが美徳であるという風潮があるので、みんなでフォローし合いましょうよ的なプロパガンダよりも、ギブすることを続ければ、フォローは自ずと増えると私は思っているんですが。

 

※1【注意】上記の言葉は、wikipediaでは、「この記事には『独自研究』に基づいた記述が含まれているおそれがあります。」とされています。

 

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