表題は、調査会社IDCが2007年中のGoogleの買収先を予測しての弁です。
やはり個人的にこれはありえないと思っています。
最大の理由は、採用する技術の違いにあります。
Salesforce.comはSOAPを中心とした関数型WebAPIを指向しているようですが、Googleはそうではありません。
Googleも当初はSOAPを使った検索APIを用意していましたが、昨年の暮れ頃、新規顧客向けに展開するのはやめてしまいました。
これからはAJAX一本でいくのだそうです。
ここでいうAJAXとはすなわち、「SOAPではないもの」としてAJAXと言っています。
プロトコルであるSOAPと同列のものとしてAJAXが対比されているわけではありません。
Amazonが「SOAPではないもの」をRESTと呼んだのと一緒です。
Salesforce.comはAJAX用APIも用意しているようですが、このAJAXも実際はSOAPベースです。
GoogleやAmazonが「SOAPではないもの」として使っていた言葉とは異なるわけです。
HTTPだけを使えば、WebサービスもAJAXもいけるところを、Salesforce.comはHTTPの上に巨大なSOAPのレイヤを築き、その上にAJAXのインターフェイスを載せてしまいました。
HTTPのリソース指向とSOAPの関数指向ではアクセスの粒度が大幅に異なり、プログラマの思考回路を多少スイッチしながら使う必要がありそうです。
GoogleのAPIと並べたときに、ややマッシュアップしにくそうだなと言う印象です。
そんなSalesforce.comですが、Googleは果たして本当に買収をするのでしょうか?
BtoB向けサービスを展開するにあたってのノウハウは宝石のように輝いていますが、技術はまるでベンダの集合体が業界標準と呼んで議論の末に作り出した遺跡を礎にしているかのようです。
皆様はこの買収予測、どう思われますか?
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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> 「SOAPではないもの」としてAJAXと言っています。
これはどういう意味でしょうか。既にGoogleはJavaScriptでの検索向けAPIを提供しており、そのAPIの話をしていると思うのですが。
あと、技術の違いによって買収先を...ということですが、これは、さすがに今のGoogleでは考えられないでしょう。ちょっと古いですが、Google Earthの元となったKeyholeなんかは、全然ウェブでは無いのだし。
まあ、ただ、Salesforceでは、システムを消費者に還元できないので、Googleの事業ドメインからすると、買収する可能性は相当低いとは思います。