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メルティングドッツ、未来への視線(最終回) - 『ジュネレーションV』 生まれつきWebが当たり前の世代

2008/06/30 07:45
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ミキ・オキタWebClip ウェブデザインのニュース

この記事のトピック

こんにちは。“時代の3歩先をねらうWeb屋さん”ミキ・オキタです。

日本のSecond Lifeを切り開いた代表的企業、株式会社メルティングドッツ。
過去3回にわたって、メルティングドッツの浅枝大志社長・山田直行取締役との議論で、僕が感じたことを文章にしてきた。
今回が最終回となる。

過去のエントリ
第1回
第2回
第3回


メルティングドッツ事務所内 作業スペースはオープンな雰囲気だ

メルティングドッツの視線はSecond Lifeの先、未来のWebへと注がれている。

僕は率直にぶつけてみた。
「メルティングドッツって、“Second Life参入支援企業”だと思っていた。でも、この前発表したSceneCasterや、次にやろうとしているWebサービスとか、“Second Life参入支援企業”のイメージじゃない。メルティングドッツはどこを見据えているのか」

僕の不躾な質問に対して、浅枝社長は、スッパリと答えた。
「基盤はアバターです」

メルティングドッツは、先日5月28日に“3D仮想空間SceneCaster(シーンキャスター)”のパートナー提携をしている。また、近いうちに、2Dアバターを使ったWebページ共有サービスを開始しようとしている。
メルティングドッツの事業の核にSecond Lifeがあることは間違いない。しかし、彼らの事業領域はそこに留まっていない。

「もっと自分の意識に近いアバター。そう思ったとき、Second Lifeというものの敷居は高い」
と、浅枝社長は言う。
Second Lifeはリッチな体験ができるサービスだ。しかしその分、ユーザにリテラシーが求められる。リテラシーが成熟していないユーザは参加しづらい。

もっと“意識的”に自分とリンクしたアバターとして使ってもらいたい(第2回)。入口が必要だ。それには、もっとわかりやすいアバターサービスが適している。
浅枝社長はSceneCasterや現在企画中のWebサービスで、「Second Lifeの前に、(自分と)リンクしたアバターを体験できる」ことを提供していきたいという。

メルティングドッツが目指しているのは、Second Lifeではなく、その先にある“アバター”を活用する未来。そう考えると、メルティングドッツの視線が見えてくる。

「アバター企業って言われるようになったら嬉しい」
浅枝社長はそう言って笑った。


メルティングドッツ事務所内 WiiやPS3などゲーム機が置かれ、社員が楽しめるようになっている

『ジュネレーションV』 この世代の感覚知を信じる。

「メルティングドッツとして、一番したいのは“予言した未来が実現されること”」と浅枝社長は笑う。
「でも、働きかけないとそうならないから、そうなるよう働きかけていく」

Webを使う“人”が成長する。“人”と“人”とが、Web上でどんどんコミュニケーションを取りたくなる。そうして、“アバター”が当たり前になる(第3回)。

「メルティングドッツ社員の平均年齢は、業界他社より10才若い」と浅枝社長は言う。浅枝社長自身が、現在25才。
『ジュネレーションV』という単語を浅枝社長が言った。『V』は『Virtual』。生まれつきWebが当たり前の世代。

Web上で“人格”を上手に使い分け、Web上で“自分の存在を明らかにする”こと(第2回)。
Webを通じて“そこにいる”感覚を得ること(第1回)。
Webを渡るための絶妙なバランス感覚と言うのだろうか。これを「若い世代は持ち始めている」と、浅枝社長は言う。
若い世代が、より上手に、より安全に、より大胆に、Webとリアルをまたいでコミュニケーションする日が来るだろうことを、メルティングドッツはその“若い”感覚で感じ取っている。

浅枝社長は熱く語る。
「“便利”と思ってしまったら、そこで思考停止。満足してしまう。“当たり前のもの”になって、はじめて次の発想が浮かぶんだと思う」
「(メルティングドッツ社員の世代は)Webを“当たり前のもの”として、楽しんできた。この世代の感覚知を信じる」
「この感覚知を持ってもらうにはどうするのか。この感覚知を持つためには企業はどうするのか。これが分かってくれる企業が、僕らのクライアントです」

参考リンク:
株式会社メルティングドッツ
http://meltingdots.com/
ジェネレーションV デジタルネイティブ世代が作る未来 (メルティングドッツ浅枝社長のブログ)
http://www.asaeda.com/wordpress/2008/05/16/generationv-digitalnative.html
3D仮想空間SceneCaster(シーンキャスター)
自分の部屋や好きな空間を3Dで作成し、友人に公開することができるWebサービス。
http://www.scenecaster.jp/

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※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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