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Web2.0にも含まれなかった「もうひとつの要素」

2006/08/02 02:27
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ミキ・オキタWebClip ウェブデザインのニュース
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キーワードキーワード: Web2.0 虚構 事実
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Web2.0にも含まれなかった「もうひとつの要素」

こんにちは。
“時代の3歩先を行こうとするWeb屋”ミキ・オキタです。

このブログ「WebClip ウェブデザインのニュース」では、Webデザイン・Webマーケティングの業界動向をお伝えしている。

2000年頃から、僕が主張しているWebの今後の姿が、大きくふたつある。

  1. Webでは、コミュニケーションによってコンテンツが自動発生する
  2. Webでは、事実と虚構の境界が薄くなる

1はWeb2.0というバズワードに乗って実現しつつある。
2についてはまだうまく機能していない。Web2.0でもこの点については言及されていない。
なので、起こりうるであろうことを、ここに書きとめておく。

Webでは、事実と虚構の境界が薄くなる

事実と虚構の境界が薄くなる、あるいは、ある特定の状況下で、事実と虚構との区別があまり意味を為さなくなる。

簡単な例をあげる。

たとえば、あなたは今「WebClip ウェブデザインのニュース」というブログを読んでいる。
ブロガーは男性だ。画面上部の写真を見れば一目瞭然。

本当にそうだろうか?

画面上部に掲載された写真は、暗黙のうちにブロガー本人だと思ってしまうが、本当にそれが本人である保証は、実はどこにもない。
とくに個人情報の騒がれる昨今、女性が自分のプライバシーを守るために、あえて男性のふりをしてこのブログを書いているのかもしれない。

たとえば、このブログに「今日はセミナーに参加しました」と書いてあったとする。
ひょっとしたら、それはネタが浮かばないあまりのでっちあげかもしれない。

このような問題は、これまでインターネットの「デメリット」として扱われることがほとんどのように思う。
しかし、今後のWebでは、これを「メリット」へと転換していくことが起こる、と考えている。

それは他人になりすまして何かを書く、というような単純なことにとどまらず、あらゆる面において、ネット上で(主にWeb2.0的コミュニケーションによって)増殖した虚構が、集積され、事実と同様の価値を醸造しはじめることにある。

おそらく、当初はインターネットの中だけではじまり、やがてリアルの情報が(たとえば携帯電話やRFIDやGPSを介して)インターネットへと流入する方向へつながる。そして同様にインターネットで発生した虚構が、リアルに(物理的な)影響を与えるようになる。

僕はクリエイターという立場でもものを見ているので、この要素に深い可能性を感じている。
とくに、この「Webでは、事実と虚構の境界が薄くなる」要素と、Web2.0的なコンテンツの自動生成(それも「神の手」とでもいうべき自動的にストーリーがコントロールされて生み出される)要素が融合すると、これまでのメディアにはない、まったく新しい、インターネットならではのクリエイティブが実現すると考えている。

この着想は、次のようないくつかの事象から得た。一番最初は2000年頃のことだ。

  • アメリカで、TVで放映された映画のワンシーン、宇宙人襲来の非常放送
  • ブレアウィッチ・プロジェクト
  • 朝日新聞が取り上げた架空の「幼児虐待」ホームページ
  • リリィ・シュシュのすべて
  • 2ちゃんねる
  • 自分自身の実験的なプロジェクトの結果


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