最終更新時刻:2009年1月9日(金) 23時48分

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Windowsマクロ作成ツール公開:業務の効率化の為に作業を自動化する

公開日時:
2008/10/27 23:26
著者:
なかのひと

はじめに〜業務のシステム化ツールの作成

先日、『先が見えない景気低迷の今こそ業務のシステム化への検討を』というエントリーを書きました。そして今回、効率化するためにどのような方法があるのか、その手順を考えてみたので、そのまとめ記事を書いてみたいと思います。

ご存知の方も多いかと思いますが、ネット上にはWindowsの作業を自動で行うためのマクロツールが幾つか公開されています。オンラインゲームのレベル上げに使った経験のある方もいるのではないでしょうか?

すでに業務でこれらのツールを使っている方もいらっしゃるかと思いますが、セキュリティ的にアプリケーションをインストールできない現場にいる方はこれらのソフトは使えないことでしょう。

そういう方の手助けになればと、『Windowsマクロジェネレーター』を作ってみました。

概略

このツールは、ユーザの処理をマクロ化し、自動的にソースを出力するものです。本ツールは下記機能を有しています。

  1. 本ツールは、Webページ上で操作を記録しますので、アプリケーションのインストールが不要です
  2. 上記のページにて、操作手順を入力します。
  3. 『ソース作成』のボタンを押すと、ソースコードが表示されます。
  4. 項目3のソースコードをテキストエディタにコピーし、拡張子をVBSとして保存します。
  5. 項目4のファイルを実行すれば、指定処理が自動で行われます。

項目3で作られるソースは、VBScriptで書かれています。VBScriptからWSHのSendKeyを用いOSに指定したキーコードを送信します。
自動で作業を行わせることで、少しでも皆様の効率化の手助けになれば、と、このツールを公開することにしました(FireFox 3.0.3で動作確認をしております)。

自動化の手順を考える

本ツールは、特定のキーをWindowに送ることで自動化を行っています。ですので、まずは、作業をキーボードだけで行う手順を考えます。

たとえば『Outlook Expressにユーザを追加する作業』が発生したとして、この操作を、キーボードだけで操作する手順を考えます。

  1. まずは、Outlook Expressを起動します。
  2. 次に、ALT+Tキーを押し、『ツール(T)』のサブメニューを開き、Aをおして『アカウント(A)』の機能を呼び出します。
  3. 次に、TABキーを2回押し追加にフォーカスをあてスペースキーを押し、Mを押して『メール(M)』の機能を呼び出します。
  4. 追加を押すと、『処理リスト』に記録されます
  5. 名前を入れて、ENTERを押します。
  6. 電子メールのアドレスを入れて、ENTERを押します。
  7. POP3のアドレスを入れ、TABキーを押してから、SMTPのアドレスを入れ、ENTERを押します。
  8. アカウント名を入れ、TABキーを押してから、パスワードを入れ、ENTERを押します。
  9. 保存するために、ENTERキーを押します。 

そして、これらの処理を「Windowsマクロジェネレーター」で自動化するために、下記の手順で入力をしていきます。

  1. まず、プログラムの実行にOutlook Expressのパス(C:\Program Files\Outlook Express\msimn.exe)を入れ追加ボタンを押します。
  2. 次に、起動するための待ち時間として、数秒追加します。
  3. 処理名に、わかりやすい名前を入れ(たとえば『ツール→アカウント→メール)、入力キーのフィールドにフォーカスを当て、ALT T A TAB TAB スペース Mと、順番にキーを押し、追加ボタンを押します。
    処理
  4. 念のため、ダイアログが開くまでの待ち時間を数秒追加します。
  5. 項目3、4と同じようにして、次々にキーを押して追加し、数秒待つ、という処理を繰り返します。処理内容は、『処理リスト』に表示されていきます(この画面で処理の削除や編集、並び替えを行うことができます)。
  6. ソース作成ボタンを押します。
  7. 出力ソースの箇所にソースコードが表示されますので、テキストエディタにコピーペーストし、拡張子をvbsとして保存します。
  8. 項目7のファイルをクリックすると、上記処理が動きます。 

あとがき

本ツールは、最低限の機能しか有しておりませんが、自動化する方法の一つとして多少なりと参考になれば幸いです。

ActiveDirectoryで構築されたWindowsネットワークではユーザポリシーの設定も簡単に行えますが、単なるワークグループで構築されている中小企業では、それぞれのマシンに手作業で設定を行わなければなりません。これは大変手間のかかる作業です。
もし、50台あれば50台分の設定が必要になってしまいます。

しかし、本ツールで登録手順をマクロ化し(アカウントやメールアドレスの箇所はそれぞれ修正する必要がありますが)、ワークグループの共有フォルダ上にファイルを置いて、各端末で実行していけば作業時間は大幅に短縮することができるのではないでしょうか?(そして、ヒューマンエラーを軽減することができるのではないかと思います)

カスタマイズ

上記の例のメールアドレスを追加する際、アカウントやメールアドレスの箇所は、各端末毎に設定が異なると思います。下記のようなカスタマイズを行うことでもっと効率化がはかれるはずです。

  1. PC名に呼応するアカウント、メールアドレス、パスワードの一覧を作り、CSV形式で保存する。
  2. マクロを起動し、プログラムからPC名を取得させる。
  3. マクロから項目1で作成したCSVを読み込み、PC名に合致した情報を取得し、変数に代入する。
  4. キーを送信するときに、アカウントや、メールアドレスの箇所に、項目3で取得した変数を用いる。

そのうち本ブログでも、マクロのカスタマイズのやり方の説明を行おうと思っていますが、ネット上にはいろいろ情報がありますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

また、私の参加している『まねきねこプロジェクト』でも、カスタマイズの案件を承っています。宜しければ、お気軽にお問い合わせください。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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