2007年7月3日と4日に、ウエスティンホテル東京で開催されましたTrend Micro DIRECTION 2007へ行ってきました。
前述のリンクをクリックして、おや?っと思われた方も多いと思いますが、情報システム部門などの一般向け告知では7月4日の一日間だけのイベントが紹介されていて、7月3日は企業の経営者層、官公庁向け(招待客のみ?)として開催されました。
この日は、春に買ったノートPCのファンが回りっぱなしで騒音を出して困っていて、「ファンが止まらない設計ならば冷却パッドを標準添付してくれよ!」「LOHASな仕事場に冷房なんかないぜ!」などと叫びながら、それらを少しでも改善すべく、冷却パッドを買いに新宿へ出た。大好きな鰻重を食べていたら遅くなってしまったので、慌てて恵比寿へ向かい、ガーデンプレイスまで走ってしまった。
「あぁ、会場は寒いくらいに冷房が効いていて良かった」と、着いてから10分くらいは思っていた。
基調講演に遅刻したかと思いきや、大三川日本代表の挨拶が終わるところだったので、なんとか間に合った。
基調講演は、初代内閣安全保障室長の佐々 淳行氏による「増大する危機に対し、企業、官公庁、組織はいかに対処すべきか」。
大きな会場に、少々、緊張した雰囲気で始まったが、途中からは話が止まらないほどの熱演だった。
自分はコンピュータ・イリテレイト(Illiterate)なのです。中間管理職として、出来る人と出来ない人の通訳みたいなものでしたので。
と、断りを入れて、話が始まった。
Need to know原則。
知る必要のある人へ伝えよ。
平時は良い事で良いが、危機非常時には悪い情報ほど速く。
急いでいるからこそ、起承転結のある報告など出来る筈がないそうだ。であるからして、
Rough & Ready。
工レベータ・ブリ一フィング。
3分間報告。15分で決断。
起承転結は、結から。
ロスアンゼルスと阪神淡路の大地震の際、15分後には大統領・総理が知っていた。
ロスは61名、阪神淡路は6,000名が亡くなった。その差は危機管理にある。
非常事態には、上司を飛び越してでも上へ伝えよと周知しておけ。
緊急時の情報伝達の重要さについて説いた。
知る必要のない人には教えない。
斜め上から情報は漏れる。たとえば運転手から駐車場で漏れる。
何もしないのに、報告をさせる上司は相手にするなとも言う。
報告者を叱っちゃいけない。
Don't Shoot the Messenger。
悪い報告をした部下を誉めよ。
これは、内部摘発のルールにも似ている。
ナポレオンも言っている。良い報告は明日の朝で良い。悪い報告は今せよ。それには我の判断が必要だろうから。
先達がその先達を語った。
コンプライアンスとは、組織防衛。
コンプライアンス・オフィサーが必要。
Never say never.
俺の仕事じゃない、と言うな。
Do it Now(いつかやる、ではなく)。
危機管理においては、記者会見が必要な場合もある。それについても心構えが必要だという。
記者会見では、ウソをつくな。
情報にはHalf Pregnancyはない。
釈明・謝罪会見で白い歯を見せるな。
先手を打って事実を公表しろ。
との事。ハイジャック事件や過激派事件などで活躍された御大による経験に基づく話は、どのコンサルタントの話よりも説得力がある。
官公庁や教育、医療の現場における情報システムは、遅れていると聞く。道路や建設などに代わる新たな天下り先のひとつとしても悪い噂のある情報システム化であるが、そんな事よりも、情報システム化が送れ過ぎている事の方が問題であると考える。特に、情報分野における、機密情報の漏えいなど、もしかしたら、驚くほどの素人が最重要機密をノートPCに入れて持ち出しているのかもしれないと思うとゾッとする。
この後、「自治体における情報セキュリティ対策」と題した、総務省 自治行政局 地域情報政策室長 元岡氏、東京都 主税局 総務部長(前 総務局 情報システム部長)加島氏、トレンドマイクロ 戦略企画室室長 小屋氏、モデレータとして日経BPガバメントテクノロジー 黒田編集長による、パネルディスカッションを受講した後、別件の用事が入ったので、中座。最後まで聴けずに残念。なかなか気合いの入った、素晴らしいセミナーだった。
今回のプライベート・セミナーは、新規開拓分野においては高い効果が期待でき、今後、ますます増えていくだろう。
施されるより、施せ。〔わをん〕
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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