総合危機管理講座(後期)の第一回(平成19年1月29日)は、東京都総務局総合防災部防災対策課長の鴫原 浩氏による「東京都における防災対策について」と、杉並区危機管理室防災課長の高橋 光明氏による「すぎなみの地域防災計画」のダブルヘッダーだった。(ダブルヘッダーって、プロ野球用語?若い世代に通じるかなぁ...)
鴫原氏は、安倍総理に似た雰囲気をもつ長身で、説明の仕方・姿勢が正しく、都で働く人は優秀な方が多いのであろうなぁと思わせた。プレゼン資料では、綺麗な画像が多く使用され、現場の臨場感を伝えてくれた。ただ、いつも思うのは、お役人さんの資料は文字が多いなぁ、という事。
首都直下地震が発生したら、という話で気になったのは、
大震災は「猪年」に多い。
「外出者の早期帰宅」に関して、会社などの組織に属している人は連絡が取られ、集団で行動出来るので特別に気にしなければならない訳ではなく、「組織に属さない、観光・買い物客など」が路頭に迷う。安否確認も取りにくい。
という点だった。なるほど、個人行動が好きで多い僕にとっては、ちょっと気になるので、気をつけよう。
「大規模事故」に関する説明の中で、
<失敗原因の分類> 出典:「失敗学」畑村 洋太郎
- 誤判断
- 調査検討不足
- 制約条件変化
- 企画不良
- 価値観不良
- 経営組織不良
- 未知
- 無知
- 不注意
- 手順不順守
の中でも、人間の未熟に起因する事故である8, 9, 10が増えていくだろう。
という点も気になった。
IT分野では、誰もが新しい技術の上で未熟なので、あまり気にしてこなかったが、強く継承しなければならない事が多い世の中は、生活していてつらいと思う。未熟だからって、徹夜ばっかりしているIT業界ってのもつらいけどね。(僕はもう徹夜なんか出来ないけど...)
災害時には、どのような事が起こってしまうか、それを想像して対処方法を考える事は大切だと思う。しかし、想像するには限界がある。だから僕は、今回のような講座を受ける事にしたんだ。
経験の中から出てくる自慢話や失敗談には、役に立ついい話が沢山あるからね。
エレベータ閉じ込めには、自衛隊や消防、警察などがすぐに来ない。管理人などが講習を受けて対応。
このような講習は受けたいな、と思った。マンション暮らしの人は、管理組合で開催する講習へ積極的に参加するようにしよう。
訓練をやってみると、出来ると思っていた事が出来なかったり、違法だったり、他に用意しておく設備などが揃っていなかったり、分からなかった事が少し分かる。
だそうだ。ITシステムにおいても、予行訓練は大切だね。
後半の高橋氏は、お役人というよりは、商店の主人か中小企業の社長さんといった雰囲気で、人が集まりそうな感じ。実務派であろう、地域現場に近そうな人だ。
団塊世代の地域デビューを。
これは、切実な問題だと思う。家庭の女性は、隣近所との付き合いを持っているけど、出勤して働く男性(女性も)は地域の活動に参加している人でない限り、住んでいる周辺の付き合いがない。自宅近所で美味しく食事が出来る店すら知らない人が多いのではないか。
そんな人が退職をした後は、つらい孤独が待っている。精神的な自立をして、早期に、地域活動への参加をすべきだ。
防災井戸を。
数年前に、兵庫県の芦屋地区へ行った時、新しい公園が幾つかあって、公園内に井戸が設置されていたのを思い出した。たぶん、あれらは、阪神淡路大震災で被災した後、事情があって公園になった土地なのだろう。そして、そこにあった井戸を埋めてしまわずに誰もが使えるように公園内に残したのだろう。
自分の住む町にも、共用の井戸が欲しいなぁ。
要は人づくり。
会社や学校などの組織に属して活動・生活する期間が永いのか、電車がいつも混んでいるからなのか、人と人との関係は状況が勝手に作ってくれると思いがちではないだろうか?
嫌な人と付き合うのは嫌だけど、嫌じゃない程度の人との付き合いは、大切にしなければならないと思う。
今回の講義は、講師の年齢が高くなかったせいか、お役人という立場のせいか、今までのものとは大きく異なり、もっと含蓄、うん蓄が欲しいと思ってしまった。
後期の講座が、こんな調子だったら、どうしよう...。
施されるより、施せ。〔わをん〕
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