総合危機管理講座(前期)の第八回(平成18年12月20日)は、前内閣危機管理監の杉田 和博氏による「情報と危機管理」。
年末最後の講座となるこの回は、危機管理監としての経験・体験を基に講義が進められた。学者による新発見や夢物語は大好きだけれども、実際に経験した事の中から得られた思いや考えを聴き、知る事は、もっと大好きだ。
阪神淡路大震災後12年(1995-2007)経った。当時の国土庁は夜間体制がなかった。
のだそうだ。災害は昼夜を問わずやってくるのに。
朝7時過ぎのNHKテレビの二ュースで被害を知った。
即時性としては、マスコミが最も情報の把握・伝達が速い。大災害をテレビで知るというのは、何とも滑稽であり、悲しい事実だ。
時間に追われた仕事をして、日々を過ごしている人が多い現代の社会において、危機、災害、事故、事件が間近で起こっていても、立ち止まらずに仕事をしに行ってしまう人が多くいるのではないだろうか。心のゆとり、何が大切なのか、自分だけの事に比べて何かに係わるという事の重要さと充実感を重要視していきたいと、僕は思う。
集まるのは20分、その後30分は連絡なし。
初動では、自カで対応可能かを知りたい。
平時と緊急時の情報ルートは別でよい。はやく!
各組織でスペシャリストを育てよ。
緊急時に招集をかけて、大半は20分で集まる(集める)。その後、30分は誰からの指示も連絡もない状態になる事も多いという。
まずは、現場が自力で対応可能かを知る事が重要だそうだ。それにより、投入しなければならない人員な物資を考えなければならない。
ITシステムのトラブル時には、理解の深いエンジニアが独りで努力をして、作業に没頭をしてしまう事が良くあるが、作業効率を多少は下げてでも、作業の方向性と状況、目標は一定時間で確認しておくべきな事を思い出した。
日本版FEMAを!
長官は大統領が権限を一部委譲出来る。4,000億円(?)の小切手を持ってる。
二ヶ所の訓練施設を持っている。
実際に危機管理の現場で仕事をしてきた方から言わせれば、動けない事が多くあり、米国のFEMAのような組織が必要で、羨ましいそうだ。ただし、財政赤字の日本で、どうやって費用を捻出するかは、一番の課題なのではないだろうか。
顔を知ったネットワークづくりを。
合同訓練をして、所有機材などの情報共有を!
みんなが力を合わせて、より安全に。
飲みニケーションや社内運動会などが会社などで見直されている昨今ではあるが、顔合わせというのは、人が何かを始める時の基本である。米国では、プロジェクトの開始時にパーティを開催する企業も少なくない。日本では、私費での飲み会が多いかな。
合同作業をする事は、とても重要で、機材の呼称や思い込んでいたクセ、気が付かなかった便利な使い方など、有用な交流をして、情報共有をすべきだ。ナレッジ・マネジメントのシステムを導入する事も良いが、顔を合わせた交流の場でこそ、重要な情報共有が出来る場合も多い。それに、そういう場合に記憶した有用な情報は、時と場、人などと共に記憶するので、忘れにくい。さらに、忘れても、思い出すための相手がいるので、「あの時のあれ、何だったっけ?」みたいな会話で思い出す事も可能な事もある。
県庁舎など公共施設にカメラを。
ヘリは、夜でも雨でも飛べ。
危機管理関連のデータベースがない。
数多くの情報を早く。
カメラばっかりで常に監視された社会になるのは御免だけれども、パソコンを遠隔地からリモートで調査したり、作業する事の便利さや有用性は、僕は何年も前から知っている。Symantec PcAnywhare 10.0を個人で買った程だ。だから、公共施設の屋上から町中を映すカメラは設置すべきだと僕は思う。
けれど、初めから高画質である必要はないとも思う。
3年ほど前に、メキシコへ行くために米国テキサス州ダラス辺りの空港で乗り換える事があった。その際、全員の指紋と顔写真を読み取るというのだ。米国で降りる訳でもないのに。イラク戦争後のテロ警戒中であったので仕方ないと思ったが、そこで使用されていたカメラが、パソコン用LogitechのWebカメラだった事にもっと驚いた。「こんな品質で充分だろう」というベストエフォートな、米国らしい選択だ。日本だったら、ニコンの一眼レフ・カメラだったかもしれない。もっとも、画像を保管する事と同じくらいに、抑止という面も強かったのかもしれないが。
海外で情報収集する法的な活動が出来ない。
国際テロを追いかける組織が必要。
情報不足。
結果、日本だけがテロに弱い。となる。
安全あっての自由。
ロボットが進化して、サイボーグが活動してくれる日を待つか?いやいや、日本人が出来ていない活動をどうやって機械にやってもらうのか?プログラミング出来ないじゃん。
これらの話を聴いていて、日本独自のWikiや地図&航空写真への危機管理情報レイヤーの作成など、危機管理対策のための情報システムが必要だと思った。AEDが何処にあるかという地図レイヤーは、何処かにあるのだろうか?
施されるより、施せ。〔わをん〕
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