総合危機管理講座(前期)の第四回(平成18年11月22日)は、(財)ディフェンス・リサーチ・センター専務理事の上田 愛彦(うえだ なるひこ)氏による「わが国の安全保障」。
次回の講師の志方氏も御聴講で、様子見か?事前調査を欠かさないとは流石。
海外調査団として、38名を5人1チームで派遣したそう。5人とは、現地でのレンタカーを一台で済ますためとのこと。「チーム」が「部隊」と聞こえそうな雰囲気の先制パンチだ。
「戦後の日本は、宇宙・航空・核の研究が禁止だったので、遅れている。」
そうなのかなぁと思ってはいたけれど、やっぱそうか。すると、ホンダ・ジェット(HondaJet)は、大きな進歩なのだろう。僕は、ジェット機ではなくて、鳥の様なグライダー・ウエアが日本には向いているんじゃないかと思っている。
「日本人にとって戦後60年は終わっていないが、東南アジアでは、尊敬している日本がグラついて見えている。」
日本人は忘れ易いと、よく言われているようだけれど、戦後のショックからは立ち直れていないと思う。戦争が忘れられないので、他の物事を憶えていられないのかもしれない。
「日本は、奴隷扱いしなかった。と、インドネシアは日本を評価する。」
これと同じような事は、祖父の友人から聞いた事がある。その友人によると、台湾人は日本人にとても友好的だったと、褒めていた。しかし、朝鮮半島の人々へは奴隷扱いしなかったのだろうか?戦前に、満洲や大連で中国人を叩いて遊んだ幼少の記憶を語る老人の話を聞いた事があるが、それは子供だから許されるものではなくて、当時の大人がそのような雰囲気や状況を作り出していたのではないかと思う。
まぁ、近所づきあいというものは、隣とはうまくいかなくて、数件は離れていた方がうまくいく事を考えると、国と国との付き合いもその様なものなのかもしれない。
「サイバー戦争、ウイルス、ハッキングは北朝鮮から?」
僕は、北朝鮮よりも中国の方が進んでいるような気がしている。北朝鮮って、ITに強いイメージないけどなぁ。でも、専門家には、それなりの根拠があるのかもしれない。
「危機管理は、最も悪いケースを考えなけれぱならない。」
僕みたいな臆病者は、最悪のケースを考えている途中で考えるのが怖くなっちゃうのだけれども、楽観主義ではイケナイという事だ。
「空中でガソリンを撒き、火をつけると、キノコ雲が出来る。」
これだけで、原爆の様なものが爆発したかのようなパニックを起こす事が可能だそうだ。去年だったか、韓国の航空会社が急病人のために離陸した空港へ引き返すという事があり、その際に、海上で燃料を捨てたと聞いたけれど、灯油は大丈夫なのかな?環境汚染が気になるのだけれど。
「昔の事で忘れない方がいい事は沢山ある。」
同感。しかしこれは、歳を取らないと分からない事の様な気がする。人間という生き物は、生まれて、成長して、死ぬ、という事を繰り返して、進化してきた。脳の能力には限界があるから、忘れない訳にはいかない。「捨てる努力」とか「忘れる」ことを心掛けないと、生きている間に成長しないという事もある。だけど、知る事にも限界があり、図書館の本を全部読む時間はないし、本になっていること以上に必要な情報は沢山ある。ましてや、この頃の日本は、3世代で暮らす家族が少ないので、口頭での情報継承が少なくなっていると思う。企業における団塊世代の大量退職による2007年問題だって、全部が継承出来る訳ないじゃないか。後継者は、継承ロボットじゃないのだから。
だから、老人と話す事は多くした方がいいと思う。ただし、老人が何を伝えようとしているのか、それが自分達にとって有用な情報なのかを選別する能力も必要だ。
「退役官の動員・連携が必要。」
警備会社へは、退役警察官が多く就職していると思うけれど、これからは、保育園や学校、スーパーや公園などの人が多く集まる所へは、退役官の知恵と判断力が、よりよい社会を形成していくように思う。
この講義では、もっと隊員としての連携を示唆していたような気もするけれど。
講義を聴いていて、「石原都知事と口調が似ている」と思った。御老体にしては姿勢が良いのが羨ましい。
施されるより、施せ。〔わをん〕
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