先日、イギリスで起きた「米国行き英国旅客機爆破テロ未遂事件」の後、8月10日に、イギリスでの飛行機搭乗時の手荷物が厳重に制限されたらしい。
◆ノートPCの航空機内持ち込み禁止への対応策(CIO/Computerworld)
余程の未遂事件であったのか、液体だけではなく電子機器の機内持ち込み禁止という、とても厳しい対応に驚いた。しかも、対応が速い(遅れて対応しても意味がないので当然かもしれない)。
しかし、なんでノートPCなどの電子機器の機内持ち込みが禁止されたのだろう。爆発のための遠隔操作に使われそうだったのだろうか。20年位前のある飛行機爆破事件で、時限発火装置にソニー製の携帯ラジオ時計が使用されたという報道を思い出した。あの時、ラジオ時計が持ち込み禁止になったのだろうか?
もっと驚いたのは、この対応の結果、預けなければならなくなったノートPCが、壊れたり盗まれたりするリスクと対応策を呼びかけ合っている点だ。やるなぁ。
「タフなノートブックPCに買い替えろ」という提案は見当たらなかったけど、最近の日本製のノートPCは、各社が耐ショック性能を向上させているので、海外出張や飛行機、新幹線などでの出張が多い人は特に、軽くて頑丈な国産ノートPCをお勧めする。
Home Officeというイギリス政府の発表によると、8月14日には対策を緩和して、ノートPC(英語圏では未だにラップトップPCと呼んでいる)の機内持ち込みが現在はOKになっているようだ。
◆Latest baggage advice for travellers (Home Office, UK)
液体はダメだけど、45cm×35cm×16cm(イギリスはセンチメートルだから分かり易いなぁ)の手荷物の持ち込みを許可するよう、緩和されたようだ。
過去の経験では、「電源を入れて下さい」と言われて、ログオンをしようと思って手を出したら「OK, OK」って事も何度かあったので、今回の「X線検査の際にバッグからノートPCを出す」というのは、今までと変わらないような印象を受ける。
もしも緩和されずに、ノートPCの機内持ち込みは当面、不可だったとしたら、紛失・盗難のPCを探し出すサービスが欧州で流行るだろうと思っていたが、要らない心配だった。
この事件と対策が影響したのだろうか、飛行機内ネットサービスの中止が発表された。
◆機内ネットサービスあえなく終了、「利用客が少なかった」(日経パソコン)
◆航空機向けブロードバンド「Connexion by Boeing」サービス終了へ(Internet Watch)
◆Boeing、機内インターネット接続サービス『Connexion』の終了へ(internet.com)
事業の今後を検討していたところで、事件が背中を押してくれた感じだろうか。
この事業は、各国のIPSとの提携が必要だったのではないだろうか。金額が高くて、衛星携帯電話のイリジウムみたいな印象が強かった。
セキュアでユビキタスな環境としてシン・クライアントが流行っているけれども、飛行機内など、オフラインでフル機能という環境の必要性は、まだまだ残っている。
施されるより、施せ。〔わをん〕
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