そう度々、毎日毎日や毎週毎週という訳ではないが、M&Aに若干絡んだ相談が時々私たちのところに持ち込まれることがある。
とはいえ、いわゆるM&Aの投資銀行業務をやってるかと問われると少し違う。M&Aにおける投資銀行の役割は、煎じ詰めれば事業価値算定、「このビジネスは幾ら?」というところに集約されるが、私たちの請け負っているのは幾ら?というところではなく、ビジネスモデルや体制設計として、取引前に整備しないとディールにならない条件設計や戦略の再設計といったところになる。つまり、大型のM&A案件でコンサルティングファームが同時に入る際の役割に似ている。
また、投資案件でのデューデリジェンスのお手伝いをすることも時折ある。
過去案件の傾向を感覚でサマリすると、
という役割分担が多い。厳密にはやはり、いわゆるところの投資銀行業務ではない。
なんでまたそういう話を頂いてるのかと問われると、傾向としては2つの事情がかみ合っていることと想定している。
案件によっては純金融のプレイヤーでないことも若干影響している様子である。
通常のM&A案件の状況を眺めていても、最近は財務法務、ビジネスのデューデリに加えて、ITや環境といった要素でのデューデリがキーポイントとして意識される傾向が出ている。不慣れな業界でない限り、ITデューデリについても、2桁億くらいの企業であれば、チーム組んで概ね対応出来る状況にはある。
テクノロジー基盤については、BSで固定資産としてプラス評価がされて価値算定されてる表面とは異なり、実態としてはマージ出来ないのが本質だったりすることが珍しくなく、実際には引き受け手の視点ではプラスどころかマイナスの資産としてみた方が妥当な場合もある。事業価値のぶれが出るのならまだともかく、買ったはいいがビジネスとして機能しないという展開になれば、いくら安かろうがたいした意味はない。
今後、業態によってはネット系の資産がブランド価値の一部として考慮されるというのが出て来るだろう。その場合、継続性やネットブランド(?)を支えている実態資産が何かというところに踏み込むようなところになれば、またひとつ既存の評価方法では捉えられない価値評価の領域が出て来ることになる。
そのあたりもニーズが出てくれば、あるいは相談を頂ければ追い追い対応を進めて行きたい。及び、このテーマについても時折状況整理も含めてまとめていきたい。
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