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繋がらないもの/繋がってゆくもの

2005/08/02 00:33
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プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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幾つか参加/関わったイベントも絡めてたまにはBlog風に。
 
  
繋がらないもの
 
過日開催されたEビジネス研究所の5周年イベント(開催概要はこちら、当日レポートは現時点では準備中のようですがこちらになります)に参加した際、ゲストのメインスピーカーとして参加されていたネットエイジ西川代表との間で「お金と技術はまだまだ上手く繋がっていないのでは」というやり取りがあった。


カンファレンス当日の様子

この問題はミクロに見ると技術開発の投資の際にどれくらいの金額とどういう体制で臨めば良いのか、バランスの取れてないケースが結構ある。システム開発の経験の深い、どちらかというとエンタープライズ領域の方々とこの点で意見交換していると、インターネット周り(一部にモバイルを含む)のインフラ投資はちょうど過渡期に差し掛かっており、今後しばらく時間をかけて調整されていくのではという結論に良くたどり着く。

西川氏とのやりとりはもうちょっと大きな話で、もちろんベンチャー企業投資というテーマについてになるのだが、状況はもしかして個別の開発投資で発生しているギャップとあまり変わらないのではという認識を時々持つようになった。経営と財務の距離感がどの程度あるのかは、板倉雄一郎氏が何度も取り上げているものにも良く顕れていることだが、上場企業の財務オペレーションの新聞記事を見ていて違和感を感じることも少なくない。随分根は深いのかもしれない。
 
 
繋がっていくもの
 
モバイル強化月間の続きで、ビットレイティングス株式会社にて意見交換の時間を頂いた(一部はインタビュー記事として近日公開予定)。

業界の動き方が変わってきている、ここ数年が勝負という言い方はモバイル関連の事業をされている方に何か伺うとほぼ決まって出てくる言葉。定額制、フルブラウザ、番号ポータビリティ、近いところでは決済がキーワードとして指摘されているが、根はもう少し深いところ、Felicaのプラットホームやチップ周り、ブラウザとOS(というよりは、ミドルウェアと言った方が正確か)それぞれをPCと同じくレイヤー別に分解して考えを整理しておかないと見過ごしが出ることが分かってきた。

日本のモバイル産業の特徴はキャリアの力が強くネットワークからサービスのほとんど直前まで押さえてしまっていることでかなり説明出来てしまう。しかし、プラットホーム機能が様々な形で水平分業型に分解されていくのだとすると、個々のプラットホームをどこがどういう形で押さえるのかが肝になってゆく。業界全体の置かれている状況と言い、PCビジネスで一度決着のついた勝負が再度形を変えて出てきたような既視感に襲われる。

個別個別の市場動向はともかく、全体感はPCとモバイル両方一緒に合わせてどう動いていくのかと捉えるのがやはり正解だろう。真面目にやると結構大変な作業かもしれない。

という訳で、Blog風というより日記風でした。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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