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Tivo、Yahoo/Googleと大規模提携の可能性

2005/04/25 18:20
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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しばらく前から、TivoがYahoo、Googleのいずれかと手を結ぶのではという噂が囁かれている。当事者は明言していないが、間違いなくなんらか交渉を行っている様子である。米国CNETの「Search giants court TiVo」より。

周辺事情についてはTivoをサンプルにしての「Tivoラウンドアップ:テレビ番組もサーチされるようになるのか(2)」、映像サーチの動きをまとめた「戦場はビデオ検索技術へ」を参照頂きたい。
 
 
実現するもの
 
経緯や交渉の状況はさておき、提携もしくは買収により実現するのはこんなところだろう。

For example, a TiVo deal might allow Google or Yahoo users to find video files on the Web and then watch them on their televisions. Web surfers might provide some personal information, including their TiVo serial box number, in order to download video directly to their TiVo box. A credit card number might also be required, if the video had an associated fee. TiVo would collect a share of the fees from either customer payment or from advertising-supported video.

Synergies between the Web search giants and TiVo could include transferring the multibillion-dollar pay-for-performance advertising model from the Web to television. Last year, TiVo's president said the company was developing a technology infrastructure that would enable content owners to pay for exposure in search results for video. Google and Yahoo both specialize in the same business, but for the Web.

ユーザーはウェブで番組を検索してテレビで見られる。Tivoの登録情報を連動させておけば、検索した番組をその場でハードディスクの中にダウンロード出来る。

オークションやコマース、各種プレミアムサービスを提供しているYahooなら決済もそのまま統合出来るだろうし、広告メインで動いているGoogleにしても決済を加えるくらいなら造作も無くやってのけるだろう。よって、有料コンテンツも権利関係さえクリアすれば配信対象となる。

また、検索機能については、当然のごとく連動して広告が表示されることになり、両社の新しい収益源となる。
 
  
以上の形に落ち着いていくと仮に理解したとして、Tivo側からみてディールに至る理由はあるのか。

TiVo単体でのウェブの進出はもちろんこれが初めてではない。自前での取り組みが随分とされていて、コアユーザーからの評判も見ていてそう悪くない。

TiVo has been developing what it calls its Tahiti strategy for nearly two years. Services being developed as part of the strategy aim to make Internet content available to TiVo DVR subscribers on their television. Initial efforts include: making movies and trailers downloadable to a TiVo recorder from an Internet-connected PC; buying products through the TiVo interface; and searching local movie theater listings.

機器の中のコンテンツにインターネット経由でアクセスし、かつコントロールを行う。コンテンツをPC経由で(というよりは、インターネットインフラからというのが正しい表現だろう)ダウンロードしていく。溜めたコンテンツは検索して観たいものを探す。

基本的にやりたいことは今のディールで話されている内容と大差ない。IDが共有化されたり、ユーザーが普段日常的に使っているサーチエンジンからコンテンツを取り込んで見る自然な流れが出来ることになる。トラフィックが増えること、ユーザーベースを確実に押さえて他社の追随を許さないポジションを作りたいというのが素直な狙いと言えよう。自前主義が強かったところが変更点と言えば変更点となる。
 
 
対岸の日本
 
海のこちらの日本でも、映像コンテンツ流通で少しずつ動きが出てきている。

例えば、有線ブロードネットワークスのGyaO、OCNのOCN Theaterなどなど。コンテンツが少ない、どこまで上手く行くかは未知数であるなど、厳しめの声も聞かれるが、反対側で起きているHDDレコーダーの急速な普及とPCのAV端末化を合わせ見ると長年言われ続けて実現しなかったオンラインでの映像流通が一般化していく可能性はある。

オンラインDVDレンタルの普及速度が一時期ほど出ないことを合わせて考えると、今までの店舗を構えてのレンタルビデオビジネスを代替していくのではなく、一足飛びにストリーミングやダウンロードでの番組・コンテンツ視聴が普及していくのかもしれない。
 
 
GoogleとMS
 
ちょっと枝葉の話になるのだが、Googleとマイクロソフトのポジションの取り方についてひとつメモをしたい。John Battelle's Searchblogでもコメントされている、FortuneのマイクロソフトをGoogleを比較しての記事を読んでいて出てきたものとなる。

マイクロソフトの世代の勝負はアプリケーションの機能が中心で行われていたが、昨今のテクノロジーオリエンテッドで進化するウェブ系の会社を見ていると、コンテンツ(データ)とサービスが分かちがたく結びついたところが主戦場となっているとつくづく感じとれる。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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