お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

米Yahoo、Personal Searchをベータリリース

2004/10/08 12:37
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
ブログ管理

最近のエントリー

次はパーソナライゼーション、と戦いのフィールドが定められつつある検索サービス業界、大手三強(Google、Yahoo、MSNとここでは定義)の一角、Yahooがパーソナライズ機能をベータ版ではあるがリリースした。本格的な作りになっているため、今後の市場を占う先行ケースとして面白い。順に見て行きたい。

まず、Blog周辺のコメント、批評などから。
 
 
歴史的位置付け
 
お膝元、Yahoo! Search blogのPersonal Search: My Yahoo! Search Betaから。パーソナルサーチの位置づけから入っているが、これがなかなかに面白い。

The shift from analog to digital technology is reshaping much of the world around us, perhaps most noticeably in the realm of media. It seems like some of the most profound and transformative product introductions over the last few years are technologies that empower users to consume media how and when they want to, e.g., Tivo (tv), Netflix (home video), ipod (music) and of course blogs (news and information).

ネット化、デジタル化によって変わったのはメディア消費形態であり、Tivoがテレビを、NetflixがビデオをiPodが音楽を、Weblogがニュースを変革させてきた。いつどこで、どのようにメディアに接するかの選択肢が取り揃えられるようになってきている。

In the world of search, this means that you should be able to define your own search experience. Today, the Web is a read-only source of information for most users; our vision is of a very individual Web — a "My Web", if you will — which each user creates by searching, browsing, navigating, and generally doing the things they always do. My Yahoo! Search is our first step in that direction.

検索の世界に置き換えてみると、メディアの消費形態を自由に選択出来る機能が検索の世界で実現されるとそれがパーソナライズだ、ということになる。

これは言われてみると確かにそうで、既存のサーチサービスは、トリガーをユーザーが引き、出てくるものも設定したキーワードで決定される。私向けではなく、アウトプットは提供側が決めているという意味ではマス的なサービスとも言える。

ウェブのサービスは、広義の編集、情報の取り扱い能力をユーザーに手渡しつつある。インフラと支援ツールは準備する。だから好きに使って楽しんでくれ、という感じになる。この動きはメッセージ系サービスやオークションなどから一歩進めて、ウェブサービスのように、機能そのものを提供する形へのシフトしようとしているのがこのところの基本トレンドになる。

話は一瞬飛んでしまうが、この流れの中で広告業がどのようなポジションを取ろうとしているのかは興味深い。現場の方にあれこれ話を伺っているのは、単に媒体数が増えるというのとは違う変化を当事者の方々がどう捉えているのかを垣間見てみたいからである。
 
 
後発での市場参入
 
話を戻して。
Search Engine News Journalの「Yahoo Offers Personalized Search - My Yahoo Search」より。こういうウェブログを見ていると、専門誌というカテゴリは次々と専門Blogへと置き換えが進んでいるのが肌身で分かる。マスメディアとの棲み分けについても明確に進んでいる。

冒頭に他サービスとの位置づけがサマライズされている。

Google has been testing its lab version of personalied search. Eurekester and AskJeeves have brought personalized search out into the open by getting the jump on the other large search engines. And now Yahoo is in the game with the release of My Yahoo! Search Beta.

Googleが出てくるのは当然として、AskJeevesが出てくるのが日本との違いだろう。米国でのポジションは結構良いところにあるが、日本では知名度は高くない。市場の構造の違いを感じる。

Search Engine Newsでは、エントリタイトルが「Yahoo Catches Up With Ask Jeeves and A9」とA9も戦列に加えられている。

パーソナライズの世界では、Yahooはやや後発でスタートしたというのが市場のコンセンサスになっている。

こういった何かのリリースの時、反射神経的にBlog界を情報が駆け巡るのを見るのも面白いが、ちょっと経った後に意見が交わされ使用感が蓄積されて評価やコメントが変わっていくのもまた面白い。トピックを追えるツールというのは渇望されていくことだろう。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー

個人情報保護方針
利用規約
訂正
広告について
運営会社