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エンタープライズソフト市場の成長機会/投資機会

2004/10/01 01:12
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プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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法人向けのアプリ市場の動きについて、大きいところの動きを「大型M&Aから読むエンタープライズ市場の変化」、「大型M&Aから読むエンタープライズ市場の変化(2)」としてまとめたことがある。その際にも取り上げたBeyondVCのEd Simが「Opportunties for Enterprise Software Investments」として続編的な内容をまとめている。

法人向けアプリの市場で投資をするなら、どういった機会があるか、言い方を変えると法人向けアプリ市場での成長機会はどのようなものになるのか。

エントリのきっかけはインテル・キャピタルのChris Thomasとのやりとり。

I had the opportunity to spend a few hours today at an Intel Capital event for their portfolio companies and VC friends. While a great way to network with fellow investors and meet new companies, I particularly enjoyed a talk given by Chris Thomas, Intel's EStrategist, on the future of software in the enterprise.

つまり、何割かは、もしくは何パーセントかはIntelが法人市場をどう捉えているのかという話だと思って読んでも良い。
 
 
ベースの世界観
 
まず、基本認識として、投資機会はあるのか、あるとしたらどのようなものか概括されている。

Chris' view is that we are moving towards a service-oriented world, where enterprises can tap applications and resources on demand and on the fly.

まず、サービス中心の世界にシフトしつつある。アプリ中心で動いていた80年代から徐々に変化が起きていたとの流れは「大型M&Aから読むエンタープライズ市場の変化」でもまとめた。

As we move into this world of SOAs, there will be tremendous opportunities for software investment as enterprises consolidate, modularlize, and virtualize their data centers. Chris highlighted the 5 buckets or themes that mattered to him:

この変化の中で投資機会は大きく、テーマとして5つ注目しているとする。

1. Software and data delivered as services

平たく書くとASPモデルだろうか。AmazonのAWSなどのAPI群を加えても良い。

think ASP model, think modular, software components that perform a specific task, which can be used as building blocks and combined with other components via web services to solve a specific business problem

特定のソフトウェア要求に対して、アプリではなく処理結果そのものを提供する。日々酷使している検索から何から類例は多いので詳述は割愛。なるほどと思えたのは以下の記述。

a side note - as we move into an increasingly global world, no need to worry about software piracy since you can't steal a service but you can steal sofware

ソフトは盗めるがサービスは盗めない。確かにアプリケーションでの差別化が日に日に難しくなる昨今、良い指摘と言える。
 
 
2. Hardware as a virtualized resource
 
仮想化技術。定義的には

view hardware as one set of services

こう書かれているが、この説明自体はどうというものでもない。気にするなら

new hardware=new software opportunity

こちら。ハードそのものより、ソフトの需要が変化することになる。
 
 
3. Autonomic data sources (RFID, tags, smart sensors)
 
センサー系技術。これも様々な変化を生むことになる。まず、

think about the opportunities here to process, filter, store, and understand all of this data

処理プロセスやデータ(この場合はデータというよりは、モノそのものと等しい)管理の方法が変わる。

once again, more investment opportunities in software

ソフトについてももちろん周辺需要が生まれることになる。
 
 
4. Occasionally connected usage (Intel's mobile theme)
 
ちょっとはっきりと掴みにくいテーマだが、

performance of offline and occassionally connected usage much better than always-on

ということで、モバイル環境でネットワークに断続的に繋がる状況下で利用される電源、パフォーマンス管理系の技術を指している様子である。電源系の重要さは携帯でもモバイルでも変わらない。燃料電池なども含めてHotな領域である。
 
 
5. Services cross firewalls (security)
 
さらっと書かれてあるが、セキュリティはこれまで以上に問われるようになる。

if we move to this service-oriented world where partners, machines, and applications access data on the fly, there will be tremendous need for security

ウェブサイトのセキュリティについても良く言われるが、システム間、アプリケーション間の認証、デバイスの管理などは今以上に複雑になる。プラグ&プレイの感覚を各種サービスで保証していき、モバイル機器を前提とすると課題は増える一方となる。
 
 
とはいうものの、、、
 
とはいえ、これらの技術は明日明後日に市場に出てくるというようなものではない。仮想化技術にしても、理論的には随分昔から言われているが、ウェブの負荷分散なども同系列と捉えるとしても、本格普及は2000年以降となる。

I totally agree here as most of the service-oriented talk from many of the large tech vendors is still a pipe dream and more marketing than fully functioning product.

現場で幅広く使われるまでは今しばらくかかりそうである。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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