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完璧な検索/検索の現在(2):検索の未来系

2004/09/22 17:28
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プロフィール

渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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しばらく前のエントリ、「完璧な検索/検索の現在」にKoWB+の佐藤氏よりTrackBackを頂いた。検索シリーズの”尾学”としてご紹介したい。エントリタイトルは「検索を妄想する」。妄想、とややもするとネガティブな解釈をされてしまう単語が付されているが内容はもちろん確かである。具体的なサービス、特定技術の根拠なしに書いていることから選択された表現だろう。
 
 
将来予見
 
内容については、今の検索が出来ていないもの、もしかしたら将来提供される可能性のあるサービスについて仮説的に描いたものになっている。

今の検索対象物と言えば、おおよそインターネット上のHTMLやXML、DBや画像、動画のデータ群がそれに当たるのだろう。そして、利用方法と言えば、自分が調べたい、探したいモノや情報をあらわすキーワードや文章を入力し、「検索」ボタンをクリックすると言うのが一般的な方法だと思う。

つまりだ、今の検索は一般的に自分が探したいモノが何か?と言う事がわからないと利用する事ができないという事になる。

前々回のエントリ、「A9とは何か:John Battelleの見立て」で触れたフロント側のイノベーションの視点と繋がる。

検索サービスの一つ根本的な弱点は、明確なトリガーと示さないと情報を得られないことである。実に当たり前の話であるが、答えに辿りつくことの出来る単語の組み合わせが自分の中から出てこないと適切なサーチ結果は引き出せない。「そうそう、あれあれ」という程度だと足りない。

今このニーズを埋めているのはQ&Aサービスだろう。サーチ結果がゆっくりと返ってきてもいいのではないか、という秀逸な指摘をされていたのは確か「Passion For The Future」の橋本氏だったか。多少時間はかかってしまうものの、曖昧な問いかけから精度の高い結果が返ってくる、もしくは、深く考えられた回答が返ってくるサービスとなりサーチを補完するものとして成立する。例えば、橋本氏自身もはてなにおいて「世界一厚い本 最もページ数の多い本はなんでしょうか。」という質問をされたりしている。回答がシンプルで、知識量と探索範囲が鍵になるような質問はQ&Aサービスの相性が良い。
 
 
自分を検索する

或いは、「自分を検索する」と言うニーズもあるかも知れない。

これは「ISPから見たBlogビジネス:OCN「ブログ人」統括 河村明氏インタビュー」にてブログ人河村さんにインタビューさせて頂いた際にも出たテーマである。ちょっとしたメモや考えをまとめてメモも兼ねてエントリしていると、自分のBlogを検索して昔考えたことや思いついたことを確認することは少なくない。本Blogでも前書いたものを引用して考えを進めたりしているが、大抵は「ああ、そういえば昔何か書いたな」と探し回っている。

この行動パターンは一種の曖昧検索となっている。スタートラインは曖昧な概念、サーチの単語も安定しないところからであることも少なくないが、自分の書いたものは、読めば内容は思い出す。内容の検証については、とりあえず情報に辿り着けさえすれば出来る。一般のサーチと異なるのはこの点となる。
 
 
自分専用新聞
 
もう一つ、P2P todayというP2Pのクリッピングサイトも運営されている横田さんの「Next today ダブルスラッシュ」より「Daily Meの鼓動 〜4つのネットトレンドの共通点〜」。Google Newsを大きなトリガーとして書かれたエントリで、記事検索のパーソナライズが進化すれば

「Daily Me」という言葉は、個人用に設定された情報パッケージの事。Daily Meが実現すれば、ユーザは自分専用にカスタマイズされた「日刊自分新聞」から自分の興味のある情報だけを取得できるようになる。

と、ニュース情報(原理的にはもちろんニュース以外を含めても良い)がフルカスタマイズで手に入るようになり、メディアの利用方法が変わってしまうということを昨今の動きを踏まえつつまとめられている。Blog、SNS、RSS、サーチという最近のキータームとなっているサービスが「Daily Me」という視点からサマライズされている。ものすごく斬新なことが書かれているというものではないが、平易な言葉で、且つバランス良くまとめられているため、今何が起きようとしているのかを手元に寄せて考え始めるのに良い。本領域に興味にある方は是非どうぞ。

最後に「サーチ」であるが、GoogleやYahoo!に代表される「検索エンジン」は「最新の情報」を一覧するといった機能は持っていない。しかし、前述した通りGoogle NEWS等のニュース検索は、様々なニュースソースから最新の情報をピクアップするものになっているし、未来検索等のRSS検索エンジンは、自分の選んだ「キーワード」から、最新のニュースをRSSで配信するものになっている。「パーソナライズ」機能がそれなりに使えるようになれば、まさに「Daily Me」となっていくのだろう。

こういった風に、地に足の着いた感じで筆が進められている。

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話は変わるがSonyが開始した完全招待制のBlogサービス、「stylog」のIDをOCNブログ人の河村さんより頂いて試してみている。少し使ってみた感じ、Blogではあるが、SNSの機能を上手く取り込んで良いバランスで設計されている。トライしてみたい方、ご招待いたしますので、sw-blog@japan.cnet.comに自己紹介と宜しければ簡単な感想を添えてお申し込みください。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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