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A9とは何か:John Battelleの見立て(2)

2004/09/21 23:35
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渡辺聡

インターネット/IT分野で事業開発に携わる渡辺聡さんが、注目ニュースなどを題材に、そのニュースの背後にある本質的な変化とその先行きを、経済や社会との関わりの中で考えていきます。
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さて、最後の最後にAmazonにとってA9とは何になるのか。

予言的になってしまうが、結論を先に書いてしまうと、彼らはAmazonのUI自体を考えているのだろう。もし、サーチが世の主流なトラフィックとなり、Amazonに来て商品を探すという行為がレアになるのなら、サーチそのものの中でどのようなポジションを得ていくのかがAmazonにとっての勝負どころとなる。

ユーザーはAmazonに来て商品を探すのではなく、情報を探した結果必然的にAmazonに辿りつき、ついでに「ふんふん、なるほど」で終わらずに商品購入と決済も出来てしまうという流れに変わる。

そういう世の中になる、もしくはなっても大丈夫なように手を打っているというのがAmazon全体からみてのA9だと解するのが綺麗である。完全に統合される方向で動くのか、別個で動きつつAmazon字体はWebAPI、Webサービスの塊として機能しつつフロントのみA9が取るような形になるのかはもちろん分からないが(おそらく後者だろう)、最適なポイントを探してバランスを見ていくことは間違いない。

A9 in Amazon

John Battelleに戻りたい。

All this begs a larger question: What is Amazon's long-term plan for A9? What's the business model?

設題としては同じく、Amazon.com全体にとってA9とビジネスモデルの変化をどう捉えるのかというものになる。

以下、しばらく丁寧に追ってみる。

Sure, for now A9 is playing the happy Google affiliate, running Google's paid search links that appear on the same page as the Web results.

彼らの本業は小売りであるが、サーチにおいても彼らは小売りを行っていることになる。仕入先はGoogle他の情報orサービスベンダー。フロントの顧客接点と顧客情報を押さえ、ワンストップでデータとサービスを提供している。

フロントを押さえることで可能になるもの。

But that certainly is not the endgame. Were A9 to scale, far larger opportunities present themselves. For one, it's not a stretch to imagine an Amazonian "Buy It Now" button discretely tucked into every search result that includes salable items -- I could count several such opportunities in the Clark Gable example. After all, if you're logged into A9, you're also logged into Amazon, so there's no need to even go to the main site.

まず、ユーザーのトラフィックを押さえられるのは、目抜き通りに出店するようなもので、人通りの多いところで店を開けるのなら、購買されるチャンスも広がる。検索結果の中に購入ボタンがあれば、買う人は買うだろう。また、A9から即購入が出来るとなると、Amazonは実質的にデータと決済機能のみを提供する、A9から見るとサプライヤーのポジションとなり、ビジネスモデルとしてはGoogle他と対等なポジションに置かれると理解出来る。

この考え方は一歩話を進めると、サードパーティがA9に対してAmazonと同じく直接購入決済の出来るWebサービスと提供することが出来るようになる。ショッピング情報検索よりも一歩進んだエンジンの誕生である。

With the third-party Web services model I outlined above, developers could create e-commerce applications that could be integrated into the A9 platform, providing a decent revenue stream.

A9にとっても、他のコマースサービスを提供している企業にとっても新しい形態となる。

And it's entirely possible that by the time Amazon and Google sit down to renegotiate their relationship, Manber will have already built an index of his own, allowing Amazon to sever its ties to Google and monetize its own search results, without a cut to its erstwhile partner.

そして、フロントを押さえきり、コマースの形を変えるとなるとサーチサービス全体の形が変わることになる。Amazon、もしくはA9はGoogleを含めた他のパートナーに依存した状態から徐々に抜け出して行き独自のポジションにたどり着く。

Lastly, if A9 were to really catch on, it could well become an information service in its own right, with its own center of gravity and myriad revenue streams, not unlike Yahoo.

それは、Yahooとはまた異なる覇権の狙い方なのだと。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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